表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

次の仕事は

 

大きな仕事が片付く = 油断する

と風邪を引くので

 

毎年ぎりぎりで頑張る確定申告を

(院外の病院のお手伝いをすると必要になります。)

 

 

確定申告

 

 

と思っていたら

 

もう一通、お手紙が届いていました。

 

評議員

 

 

はちゃ〜

 

油断する暇はない

 

みたいです・・

 

頑張らなくては・・

 

 

第2回災害対策訓練

おわりました。

 
ようやく、おわりました。

ず〜っと気になっていた

災害訓練の第2回。

 

前回の訓練が終わった後は、

いや〜、どうしたものか

まったく先がみえなくなり、道に迷っていましたが・・

 

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今回はどうにか

なんとか

ちょっとですが、形になってきた気がしました。

 

 

肩の荷、胸のつかえも

 

ちょっとおりた、気がします。

 

 

前回訓練に比べて、

 

本部や各エリアのリーダー(統括)となるだろう

 

ドクターの参加が増えたのは、すばらしいことでした。

 

 

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おかげさまで

 

各エリアでの診療も、

 

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本部運営もだいぶまわるようになってきました。

 

ちょっとずつではありますが、

 

「CSCATTT」

 

も浸透しだしている気もします。

 

 

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でも、問題も明らかとなりました。

 

診療時間外の訓練となるため、

 

参加が

 

災害に興味がある方と、

 

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病院の管理職のみなさんや

 

各部門のえらい人

 

が中心となってしまい

 

現場のみなさんの参加が少なかったことです。

 

 

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年度末の忙しい時期に企画したということもありますが、

 

今回の訓練を次に活かすために必要なアンケート、

総括が始まる前に帰ってしまわれる参加者がいた事は

 

非常に残念でした。

 

 

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災害対応は、個人の努力、ボランティア精神や義務感だけでは

難しい・・病院としての対策、対応をを考えていただかないと、

解決ができない問題かもしれません。

 

まだまだ問題はたくさんありますが

とりあえず

2年続けて訓練ができたことに感謝です。

 

次は、「P・D・C・A」

Check: 検証

ですね!

 

血便 〜やさしくしてね〜

やって見せ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ

 

たまには横からお邪魔して、指導医日記にかこつけて、、、大腸肛門外科阿嘉

 

下血は上部消化管からの黒い便、血便は下部消化管からの赤い便と定義されています。

血便を主訴に受診されたら、まずは直腸診で直腸がんが触れないかを確かめます。指についてくる便の色も見ます。次に鮮血なほど肛門に近い出血ですから(大量の場合はもっと上流からと判断しますが)、痔出血を疑い、肛門鏡で出血点がないかを見ます。

 

デリケートな肛門の診察には特段優しく接しなければなりません。自分の切れ痔経験からも肛門の痛みは脳天を貫きます。横向きのシムス位で患者さんは羞恥心と恐怖を感じているのだと毎回思い返し、タオルをかける、声をかけるなど気を配ります。タオルは肛門が見えるまでずらしても大腿部にタオルを感じるだけでも安心感があります。さてここで気合を入れて「よしっ!」や「いくぞ!」と発してはいけません。患者さんがぎょっとして振り返ります。

 

ところで、以前に研修医としてやってきた若い女医さんが救急外来で「先生、血便の患者さんがいます。」というので直腸診をしてもらおうと機会を与えた時に、私に向かって目を輝かせ、中指を立てて「やります!」とガッツを示しましたが(笑)、これにたじろいではいられません。もちろん全周に仔細に診察するためにも示指で診察することを指導しました。

 

また余談ですが、長崎にて直腸診の場で、最後のビニール手袋Mサイズを私がはめ、大先輩にSサイズを手渡したところ「これしかないのか」と言われ「大丈夫ですよ先生」と続けて直腸診した時、「ほれみろ破れたやないか」と指を突き出されたのでとっさに「先生の時代は素手で直腸診して石鹸で良く洗う世代では?」と返すと「ばか、指サックがあったわい!」と怒られました。肛門にも指にも優しく注意を払いましょう。

 

またまた余談ついでに手術用の手袋の発祥は1882年米国乳腺外科医Halsted先生が手術室看護師Hamptonさんの手荒れ(1867年Listerがフェノールによる清潔手術を発表以来術後感染死は激減するも術者の手は荒れた)に手術室に留まって欲しくて、Goodyear社に極薄の手袋を試作させたことから始まり、二人は後に結婚しています。優しい話の追記とします。

 

タオルかけ 手袋はめて ゼリーつけ 優しく入れねば 門は開かじ

机上訓練

前回の訓練では

事前講習なし、

新たに作ったアクションカードで災害対策マニュアルを読まなくても

きっと機能(災害対応)できるようになると考えていましたが・・

混乱した訓練となってしまったことを反省し

 

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混乱のもととなった

「大きすぎた組織図の簡素化」

「事前講習会」の実施

さらに

「直前講習会」を予定

しています。

 

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大事なことは

「良い訓練をすること」」ではなく

 

「災害対応の基本(CSCATTT)に基づきながらも臨機応変に働く組織になること」

 

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とくに問題となる

「本部機能」を充実させるため、事前講習を今週、数回確認し

ある程度の、困難(条件付与)に対して

柔軟に対応できるようになれればと考えています。

 

年度末で訓練参加人数が少ないかも

ということを活かして机上訓練で

 

「そっか」

「なるほど」

「だから」

「・・・・なのね」

災害対応の基本を理解して帰ってもらえるような設定を準備しています。

 

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当直中も

なんとかみんなにわかってもらえる方法を・・

と思ってたら、

 

なんだか当直明けの朝食も

 

トリアージ

 

 

「赤」「黃」「緑」

 

トリアージの色に見えてきました。

 

お時間のある方は

ご参加を〜〜

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