表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

大規模地震時医療活動訓練2017

南海トラフ地震を想定した政府主催の大規模地震時医療活動訓練が

 

7月29日に行われ、当院DMATも訓練に参加してきました。

 

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今回の訓練には94病院(4府県 大阪、兵庫、三重、和歌山)、

 

訓練プレイヤーとして、330病院、351チーム、1706名に加え、

 

381名の訓練コントローラーが参加する非常に大きなものでした。

 

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大規模訓練の写真となるとどうしても

携帯をいじっている写真ばかり目立つかもしれませんが、

携帯で遊んでいる、ポケモンやLINEをしているのではなく

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大規模災害が発生したときには、それぞれが得た情報を

ホワイトボードに集約し、その集約した情報をみて、

必要な医療資源を必要な場所へ投入するために、

インターネット上の広域災害救急医療情報システム(EMIS)への登録、

情報収集のために携帯を何度も何度も確認している所なのです。

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そして今回は、いつもの訓練参加(プレーヤー)だけでなく

訓練企画、運営側(コントローラー)として、訓練に参加

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被災が少なく、多数傷病者が押し寄せた病院という設定で、

本訓練に連動させた形で中規模病院の災害訓練を机上ではありますが、

当院と同規模の病院で訓練を実施、本部運営を一緒に考えてきました。

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そのため、ハートライフDMATは

今回は外科 Kよし先生をリーダーとして活動。

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病院支援に入った病院で当院DMATは、どう活動したのか?

その後に行った本部運営で、なにができ、なにができなかったのか?

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きっとチームのみんなはデブリーフィングをしたんだと思いますが、

チームとは別日程、別行程で一人ぼっちのDMAT活動

だった僕は、なんだか取り残された感じが半端ありません・・

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なので、病院に持ち帰り、お互いに検討・検証し

次の訓練・災害発生時に活用していきたいと考えています。

 

当然

持ち帰った知識と経験は病院の皆さんと共有することが重要です。

 

訓練が終わったときから、次の準備が始まります。

 

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満足、納得のできる訓練ができるようになるまで

ハートライフDMATはこれからも進歩していかなくては

です。

 

盛況 救急症例検討会

今年も恒例!? 3ヶ月毎の

 

「真夏の救急症例検討会」が行われました。

 

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ERで研修を始めて、4ヶ月のTいら先生初の発表も堂々!

 

ちゃんとちいちゃな笑いもいれて評価も上等でした。

 

4月から本格運用されたドクターカー症例の症例提示もありましたが

 

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今回は、なんと

 

院内・院外あわせて

 

114名の皆さんに参加していただけました。

 

アンケートの回答率もびっくりするくらい高く

 

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目の前の傷病者を助けるために

 

「どうしたらいいのか」

 

「どうできたのか」

 

「もっとなにができるのか」

 

「どう協力すると、いままでの常識を超えた

 

”助けられる世界”

 

”経験したことのない救命の世界” を作れるのか」

 

 いままで「仕方ない」「限界だ」

 

と思っていた患者さんを

 

ドクターカーによる病院前診療を始めることで

 

社会復帰させる可能性」について

 

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めっちゃ、Deepな夜の検討会

 

に参加してもらえる救急隊には

 

ほんとに感謝、感謝 です。

 

 

若干!? 二日酔いになりましたが、

 

目の前のひとり、その人の

 

助けて! をたすけられる地域になるため

 

僕たちは、頑張ります!!

 

 

もっとよい救命もっとよい救急をするために

 

 

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主語が「患者さんが」「傷病者が」である限り

 

ぶつかりあっても、怒れられても、喧嘩のようになっても

 

きっとわかりあえる、と思って

 

暑い熱い 夜をすごさせていただきました。

 

 

 

すべては患者さんの明日のため、

 

待ってくれている家族のために

 

もっと助ける地域の救急

 

であるために

 

 

僕たちはまだまだ

 

これから成長します。

 

ハートライフに運ばれてよかったね

 

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と言われる病院になるため、

 

これからもっともっともーーっっと、頑張ります。

 

 

美ら島レスキュー2017

今年も35度を超える猛暑日、炎天下の中

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沖縄県と陸上自衛隊が中心となって行う

「美ら島レスキュー2017」と呼ばれる総合防災訓練が

陸上自衛隊那覇基地内で行われました。

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県内の災害拠点病院、DMAT指定医療機関はほぼすべて参加

搬送車両としてのドクターカーなども準備、訓練搬送に利用

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今回も、当院の担当はSCU。

被災地内の救護所や避難所、病院から被災地外(県外も)の

機能の保たれた病院へ航空機や自衛隊車両、救急車などで

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長距離搬送に耐えられるように安定化処置を行い、

患者情報(MattsID)などをEMIS(広域災害救急医療情報システム)に登録

インターネット上で搬送元、搬送先、上部機関と連携をとったり

直接、電話や無線で情報交換を行う訓練を行いました。

 

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今回は、津波でながされた傷病者が、県のドクターヘリでSCUに搬送・・というミッションもありましたが、

 

 

 

実際ドクターヘリが訓練におり、臨時ヘリポートから自衛隊車両で搬送されてきたのは・・

 

 

 

 

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まさかの、かえる隊員・・

 

でも、訓練参加者はいたって真剣

 

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「わかりますか?、お名前おしえてください」

「気道は開通、呼吸は・・、脈は・・」

と現実さながらに診療を行っているところで

 

「あ、ここから生体の模擬傷病者に変わります!」

と、通常の訓練にきりかわったその時だけ、

SCU内がふわっと、非常に和みましたが、

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ほかは常にみな真剣、

すべては傷病者、被災者のために

のDMATの合言葉を忘れず、訓練を行いました。

 

ただ、炎天下の中、7時間の実動訓練

ほんとに暑い、こっちが熱中症になりそうでしたが、

 

実際に災害が起きてしまえば、これ以上の時間を

炎天下で災害対応を行うんだということも感じ

体力をつけないと、災害では戦えないね

とも思えた良い訓練でした。

 

訓練参加者のみなさん、ほんとにお疲れ様でした。

 

心臓リハビリ学会@岐阜

当院の心臓リハビリも開設されて5年が経過。

 

私達が全国学会の発表なんて・・・と言っていた病棟の看護師さん達も

 

とっても前向きで活発な

 

慢性心不全看護認定看護師の師長さんの魅力に牽引され

 

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岐阜で開催された日本心臓リハビリテーション学会に参加、

 

「心リハ情報共有シート導入の効果~病棟全体で再発予防に取り組む~」

 

と大きなテーマで発表をしてくれました。

 

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予想以上に大きな会場で、発表したAしみね看護師の緊張は

 

見てる、聴いてるこちらにも伝わってくるほどでしたが、

 

はじめての大きな学会での口演発表、ということを考えれば

 

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よくがんばった、と褒めてあげたいと思います。

 

質疑応答や同様の発表も多く、課題もたくさん明らかとなりました。

 

病院に持ち帰ってはやく改善したくて、

 

きっとうずうずしていることだと思います。

 

これからのがんばりに、期待、です!!

 

 

そして心リハ指導士のHろおか先生のポスター発表は堂々

 

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高齢者の占める割合の多い当院の心リハ患者様にとって

 

より効果的なリハビリにはどんなもの、どんな方法があるか

 

を検討して導入した

 

「加速度トレーニング」で得られる効果について

 

データに基づいてきちんと準備し、報告していただきました。

 

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自病院の成績を出すことで、他の施設に刺激を与え、

 

質疑応答で、刺激を頂き、病院に持ち帰って改善していく。

 

だけでなく、

 

「お、先生の病院、がんばってるね~」

 

「ハートライフ、あ~、あの病院でしょ!」

 

ちょっとずつではありますが

 

病院の名前、存在を全国にアピールできてきていることを

 

実感できるような再会もありました。

 

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そして

 

学会に参加することで刺激を受けた病棟の看護師さん達

 

何冊も本を買ってもよくわからないことや

 

本や雑誌にのるよりも前に、発表される内容

 

実際、活動している先生たちとの直接のやり取りなどなど

 

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参加しないと得られない貴重な情報や経験は

 

きっとお金以上の価値がある、と思っています。

 

 

去年までは、ひとりで参加

 

へぇ~、なるほど

 

病院にもどったらこんなふうに変えていきたいな、相談しないと

 

と思っていたことが

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一緒に参加してくれたみんながいてくれたことで

 

ハートライフの循環器、心臓リハビリは

 

きっと、一気に 良くなる気がします!!

 

 

みんなぁ、たのんだよ~!!

 

人間ドック 改装中

新館の建設も最終段階にはいっていますが

新館に移るため、空室となる旧館の部署として

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8階の人間ドックの改築工事もすすんでいました。

以前は宿泊ドックとしての部屋があった場所は

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リゾートホテルと連携し、空室となったため

窓とテレビ、ウォシュレット付きのトイレの付いた

大腸カメラの前の洗浄室としての部屋が準備され

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机はこれから搬入されるそうですが

昼食を食べるスペースも広く明るい場所が確保

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これから断熱フィルムなどを貼る工夫などが追加されるようですが

 

東海岸が一望できる大窓も

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着々と準備が進んでいます。

 

予想以上

ではないですが

予想通りの設計、建築がされている印象の改築工事

 

改築がされると、されない部署、部門

総合受付や、正面玄関、病棟のあちこちなども

なんだか暗く

だいぶ劣化してきていることを実感させられます。

 

ハートライフを頼って来院して頂ける地域の皆様のためにも

清潔感のある施設、服装、姿勢でお迎えできるともっといい

ような気がします。

 

 

病院見学会があります。

来月から毎週ではないですが、

8月10日、17日、24日、9月7日、14日の木曜日に

看護学生さん達対象の病院の見学会がはじまるようです。

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工事中の新館も引き渡しがすんでいる時期なので

おそらく新しい病棟や外来部門なども見学ができるはず。

 

まだまだ、変化、進化していく病院です。

新しいことに挑戦、あたりまえにしていく病院です。

 

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看護師さんだけでなく

放射線技士、検査技師、臨床工学技士のみなさんも

スタッフ医師もまだまだ募集しています!

 

興味を持って頂ける皆さん

一緒に働けることを楽しみに待ってますよ〜〜!

 

福井大学 林寛之先生講演会

 

ER診療のカリスマ

 

福井大学総合診療部の林寛之先生

 

に特別講演にいらしていただきました。

 

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当院での講演は今回で3回目

 

回を重ねる毎に、評判を聞きつけて参加者が増え

 

今回は過去最多の、なんと130

 

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笑いあり、感動ありのあっという間の1時間半でした。

 

途中、PCトラブルでスライドが使えなくなってからの講演は

 

スライドがなくても、まるでそこに画像があるかのように

 

見ているような充実した内容とパフォーマンスに

 

林寛之先生 特別講演

 

さすが

 

というか

 

スーパードクターの真骨頂を見せていただきました。

 

 

さらに

 

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懇親会でも、講演いただいた内容以外の

 

トラブル対処法や、救急診療のコツなどなど

 

ここでしか聞けない

 

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豊富な経験と納得させられるエビデンス

 

に裏打ちされた

 

たくさんのことを勉強させていただきました。

 

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講演会後は、

 

講演いただいた内容を

 

忘れないうちに自分のものにしてしまうため、一生懸命復讐中です。

(・・・・研修医の先生たちだけでなく、指導医の自分たちも・・・)

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今回も、素敵な講演

 

素晴らしいプレゼンテーション

 

本当にありがとうございました。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

新しい熱傷管理部屋 形成外科です

今回の増改築で 新しい熱傷部屋が完成します。

県内随一でしょう。副院長も「形成外科だけに使わせるのはもったいない。」と羨ましがっておりました。こちらも自分が設計しましたが、たぶん共用でしょうね、、、、

⇩入口です。

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⇩中です。大きな熱傷用ベッドが入る予定です。

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⇩ocean viewの重症熱傷個室です。(治療医の癒しでしょうか)

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重症熱傷にこれまで携わってきましたが、たくさんのドラマがありました。

研修医の時、熱傷患者の隣にゴザ敷いて寝ながら尿量を診ていた時期もありました。

病床で誕生日を祝った1歳の全身熱傷もいました。

過激ですが、「ころしてくれ」と懇願されたこともありました。

刑務所までお見舞いに行ったこともありました。

残念ながら救えなかった命もありました。みんな教訓として忘れません。

次に生かす準備はできております。

これからこの部屋でどんなドラマが待っているのでしょうか、、、、、

 

 

 

ドクターカーと消防の連携訓練

ドクターカーの本格運用が始まり3ヶ月。

 

一例ずつ、一事案毎、振り返りを行い

ちょっとずつではありますが要請も増え、

ドクターカーが現場に出ることで何ができるか

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防ぎ得た外傷死、防ぎ得た災害死をなくすため

患者さん(傷病者さん)に最善の医療を提供するため

何をするべきかということがわかりだしてきた気がします。

 

しかし、まだまだ

まだまだ足りない、

もっと

もっともっと、できることがあることもわかっています。

 

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「防ぎ得た外傷死」 「防ぎ得た災害死」

 

を減らす、なくすため

 

消防とドクターカーの連携訓練を行わせていただきました。

 

県外の有名な施設のやり方を持ってくる、ルールと押し付けるではなく

 

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地域を守る消防の皆さんと

 

地域に合わせた病院前活動を

 

試行錯誤しながら作り上げていく。

 

 

すべては

 

地域のみなさんの日々の命、明日の笑顔のために

 

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「ドクターカー」を1つの武器、ツールとして活用し

 

ハートライフERはこれからも成長していきます。

 

 

そして

 

安全が確保された場所で活動するドクターカーでの現場活動

 

でも

 

「消防が要請される場所、出動する場所には安全な場所なんてないんです」

 

「安全な場所を作りながら、危険を最小限にする努力をして活動するんです」

 

 

救命のために全力を尽くす熱い消防の皆さんとの情報交換は

 

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ものすごく、ほんとに良い刺激になりました。

 

まだまだやれる

 

もっともっと助けられる

 

病院と病院前がドクターカーを共通の武器として活用すれば

 

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諦めるしかなかった傷病者を、助けられる日がきっと来る

 

劇的救命が可能となる日がすぐにくる

 

と思える訓練でした。

 

これからも沖縄県中南部、東海岸をまもれる

 

病院、消防でいられるよう、

 

同じ目的

 

すべては患者のため、傷病者のために

 

一緒に頑張っていきましょうね〜!

「不整脈もハートライフ病院で」

「どきどき」や「気分不良」で苦しむみなさんに

 

ハートライフ病院の循環器内科では

 

循環器内科では知らない人のいない、専門病院である

 

心臓血管研究所附属病院の不整脈部門の先生方やMEさんと連携し

 

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不整脈の根治術である

 

カテーテルアブレーション治療を始めています。

 

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設備も最新の医療機器を取り揃え

 

さらに、現在工事中の新館には

 

より安全にアブレーション治療が行える透視装置も整備されます。

 

 

今まで以上に

 

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確かな医療

 

安心・確実な医療

 

地域のみなさんに提供できる環境が、整いつつあります。

 

 

動悸不整脈でお困りのみなさん

 

ハートライフ病院の循環器内科を一度受診されてください。

 

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