表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

内科認定医

今日2/28は、内科認定医の書類送付期限です。

本日付けの消印じゃないと、試験が受けられません。

郵便局の本店だと23時59分でも受理してくれるらしいという噂を信じて、後期研修医の二人はここ数日、病院にこもっての書類書きが続いています。

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だから年末からはやくやったら、やったほうがいいよ!って勧めていたのに・・・

でも、ここは自分たちで越えていく壁

なんとか、仕上げてほしいものです。

がんばれよーー!!!  :-D

FCCS九州 飯塚病院

福岡にある総合診療、研修病院として大変有名な麻生飯塚病院で行われたFCCSという集中治療における初期治療の標準化コースへ参加してきました。
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1年ちょっと前に受講者として参加した際には、理解しきれなかった部分をしっかり勉強することができました。
感染症や循環器救急、ショックについての講義、Rapid Response System(RRT)のシミュレーションもあるのですが、このコースの魅力はなんといっても気道管理、人工呼吸管理になるかと思います。

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悩みながら集中治療を行っている後期研修医のみなさんをはじめ、集中治療が怖い、不安だという医師の皆さんには知識をブラッシュアップするために、また集中治療室や救急外来をはじめとした看護師さん達や、MEさんには事前学習でつまづく可能性もありますが、受講することでおおきく成長できることと思われます。ぜひ、彼らに受講していただくとこの病院のレベルが非常にあがるのではないかと期待できるいいコースだと思います。

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沖縄での開催がなかなか難しいということがありますので県外での受講ということになります。また受講料も5万円と高額で、旅費、滞在費を含めるとだいぶの金額になってしまいますが、納得のいく講習会ではないかと思います。おすすめです。

JET 2013

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2月15日より3日間の日程で開催されたJapan Endovascular Treatment Conference(JET) 2013に参加、末梢血管への血管拡張術を小倉記念病院、関西労災病院からのライブ中継を供覧しながら勉強してきました。

ライブでは、頸動脈、鎖骨下動脈、腸骨動脈、浅大腿動脈、膝窩動脈の狭窄部へ治療が行われておりました。

今回のトピックスとしては、1月に認可された浅大腿動脈への使用が認可された薬剤溶出ステントに、再狭窄を抑制する効果のある薬剤が塗布されていることで慢性期での高い開存率が期待できると考えられ、今までは治療できなかった浅大腿動脈への治療が可能となったことでより多くの末梢動脈疾患の患者様の治療がカテーテルで可能となってきているということでした。

同じ病院、地域の中だけでは学ぶことができない最先端の医療を勉強するために、県外にいくことをためらってはいけません。旅費としてちょっとお金がかかっても、きっとそれは患者様のためになるんだと信じてこれからも勉強を続けていきたいと思いました。

おみやげ

かわいい後輩医師が、ハワイに行ってきました。

病院を守った同僚にお土産を買ってきてくれました。

おおぉーHawaii!!

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とおもったら

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日本語で説明がついていました。

おぉおい!

ひょっとして、Jimmyで買ったんじゃない?

JTAS高知

トリアージという言葉は、日本では災害に対して使用されることが多いため通常の救急診療においてトリアージという言葉を使用すると何か特別な、多数傷病者が発生したときに利用されるシステムの様に感じられますが、通常救急診療において重症患者を見極め、優先的に診療するというあたりまえのことを、各人の経験に基づいた特殊技術からiPadを用いて普遍的に利用できるものにしようというJTASシステムの利用の仕方を高知医療センターで勉強してきました。

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このトリアージ(緊急度判定)を導入することでは、残念ながら救急患者の待ち時間を減らすことにはならないそうですが、緊急度(重症度)の高い患者を早めに診察するという本来の救急診療を効率的に行えるようになるということです。

来院後15分以内を目標にすべての患者がトリアージを受け5段階に優先度をつけられ、トリアージレベルによって1:継続しケア、2:15分毎、3:30分毎、4:60分毎、5:120分毎、に再評価が求められていることで、優先度の高くない患者へも、適切な時間に介入が行われることで、患者、家族は自分たちが適切なシステムの保護下にあることがわかり、不安が緩和される効果があるということが導入された施設で経験されてきているということでした。

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(坂本龍馬は脱藩中でお会いできませんでした。)

しかし、まだ完全に出来上がったシステムではなく、2ヶ月毎にアプリケーションも更新されていくなどこれからのシステムではありますが、当院で独自に行っているトリアージ方法と上手に組み合わせることでより効率的なトリアージが実践できそうな印象を持って帰ってきました。

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夕日でついて、夕日で帰ってくる 滞在時間24時間の厳しい日程でしたが、これから、当院で上手に使えるシステムにできるか電算室のみなさんに相談にいかなくては、です。

当院の夜明けは近い!?ぜよ??

近隣消防との連携

当院は沖縄県中部MC(メディカルコントロール)に属しますが、南部地区MCに属する消防の皆さんからもたくさんの救急搬送をいただく病院です。

3ヶ月に1度の程度で、当院へ搬送いただいた患者様の搬送時に悩んだこと、搬送後の経過、初期治療などについて検討する救急症例検討会を行っています。

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今週行われた検討会では、院外からの多数の参加に加え、院内の職員の皆さんの参加も増え用意した椅子が足りなくなってしまうほどでした。

病院前救護と病院内救護はお互いが補い合って、良い医療が実践できるものだと思っています。

今回は時間どおりに、メリハリのあるDiscussionができ、研修医の先生のスライドもだんだん良くなっている気がします。

K吉先生の外傷患者のプレゼンは、シンプルながらも繰り返されることで、JATECの「Primary survey」「Secondary survey」という基本的な考え方を研修医の先生や、職員にも徐々に浸透してくる気がします。

伝えたいことは、何度でも、繰り返し、もういいよ、わかっている、と言われるくらいまで伝えるのが効果があるんだと思います。

みなさん、遅くまでおつかれさまでした。これからもよろしくお願いしますねー。

手術数でわかるいい病院2013

なんと、大好評!

手術数でわかるいい病院2013

ハートライフ病院は・・・・・じゃかじゃかじゃかじゃん!!

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ん  ;-) 、んんっ  8-O

ペースメーカー 0件、心カテーテル 0件!!!

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おおーーい、おいおーーーーい

頼みますよー、間違ってますよーー

心カテーテルはきっとPCI(たぶん心臓カテーテル治療)のことを言っているんだとおもいますが、こんなに頑張ってるのに!?しっかり治療してるのに!? 「0」とな・・  8-O

手術の件数で技術の善し悪しを言われても、手術数でいい病院を評価するということ自体がちょっとね、というところもありますが、でもそれにしても「0」はないよね。

それにきっとたぶん、その隣の乳児外科・・、これも間違いでは・・・

頼みますよーーー、しっかりしてくださいねーーー!

JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)導入

日本の救急医療は、コンビニ受診をする患者様で破綻寸前ですというのは簡単ですが、ある程度軽症かもしれないけど、医療の素人である自分には重症度はわからないから、病院を受診する、近所の人の目もあるから救急車は呼ばずに家族の車で受診する。ついてみたら、重症ですよ、なんでこんなになるまで放っておいたの?こんなに具合が悪いときは救急車で病院に来るもんですよ!といわれたりした周りの人もいるのではないでしょうか?

救急外来はすべての患者の入口、一次、二次、三次ですからと言っていられる都会の病院とは違い、沖縄県内の二次救急病院はどこもだいたい一次〜2.5次の救急患者さんを引き受けています。

ただ、walk inの軽症患者さんが多いと重症患者さんの搬送引き受けに困る、救急搬送される患者さんの初期治療が遅れてしまうのはもっと困るという事態が発生します。

ということで、ハートライフ病院では「JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)」といわれる緊急度判定支援システムの導入を検討しています。

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やりかたは、簡単。

iPadを使って、患者さんの主訴や病状にあわせてぽんぽんぽんっとうっていくとあら不思議、重症度判定が・・・

でることはでますが、そこはやっぱり機械です。ん、んんっと思うところや、物足りないところがたくさんあります。

機械に使われる人ではなく、機械を使える人になる、上手に機械を利用できる人になる必要があるのかなと思っていますが、偉い先生方が開発したこのシステムを使いこなせるようになるため、今週末は連休をつぶして県外まで研修に行くことになりました((_ _。)・・・)

ただ、こうした機械やシステムの導入、研修にサポートしてくれる理解のある病院管理職の皆さんにはほんとに感謝<(_ _*)>しております。

さて、どういかしたらよいか、一緒に考えていきましょうね!