表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

DMATロジスティック研修(応用編)

熊本で行われたDMATロジスティック研修(応用編)に参加してきました。

 

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このロジ研はちょっと前まではインスト勉強会といわれていたもので

 

地域や日本DMATの隊員養成研修で講師として参加、

 

タスクやインストラクターとして研修のお手伝いをさせて頂くスタッフが

 

全国からあつまり、直近の事案や、開催場所で起きた過去の事案を振り返り

 

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問題点や課題、解決策などを一緒にディスカッションをし、

 

もっとよい災害対応としてどんなことが考えられるかということを

 

二日間、泊りがけで話し合い、成長できる とても貴重な機会です。

 

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全国各地の救命救急センターのセンター長や

 

救急病院の副院長クラスまでたくさん集まる会です。

 

普通なら、部屋はプライバシーが確保された、当然ちゃんとした個室で、

 

情報交換会も、食事会や懇親会の一次会、二次会までとなることが多いですが、

 

 

このインスト勉強会は、

 

修学旅行のように4~5人部屋にいい大人が雑魚寝をし、

 

昭和時代か、と思わせるようなレトロな温泉旅館で

 

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一同に会してのお座敷での食事会が行われ、

 

 

熱い想いや疑問などについて、様々なインストと議論を交わします。

 

 

不思議なくらい

 

職種を超え、向上心の高い仲間が集まるため

 

日常臨床の現場で悩むことなどについても、

 

あっちこっちの病院での対応などを聞けたり、

 

相談ができる貴重な機会でもあります。

 

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二日目は、さながら大人のバス旅行のように

 

中年以上の大人の男女が3台の大型バスにのりこみ、

 

実際にDMATが活動した場所に行き、

 

ここでこう判断をし、こう活動をした

 

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ということを、

 

実際に対応された先生や、病院のスタッフからお聞きすることができます。

 

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2年前に沖縄からもたくさんのチームが出て活動したあの熊本地震の検証

 

今回、沖縄から参加したのは残念ながら当院からの一名のみでした。

 

 

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同じ災害は二度と起きませんが、同じような災害が起きた時に

 

はじめてなのでできなかった・・では済まされない災害対応を

 

勉強できるこのインスト研修、ロジスティック研修へは

 

来年以降、もっと参加できるようになるといいなぁと

 

思いました。

 

研修医釣りツアーの思い出

いよいよ研修修了の季節…
今年度を少し振り返ってみました(^o^)/

 

O島院長の発案で数年前からお願いされていたのですがようやく実現!
メンバーは研修医など若手医師4名(なんと全員女性!)、前日参加が決まったベテラン外科医R先生、それに指導者としてお願いしたM課長

7月の強い日差しで朝から大変な暑さです。さすが女性陣は紫外線対策で完全防備!!

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そしていよいよ出船です。凪がよく快適な船足、慶良間海域に向かいます。40分程度でポイントに到着。アンカーを下ろして釣りを始めます。

グルクンのほか、スズメダイやベラなどいろんな魚が釣れました♪

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グルクンを生き餌にして泳がせておいた大物狙いの竿に強烈なアタリがあり、糸が引き出されていきます。力勝負でたぐり寄せ、網ですくって、ツムブリをゲット!

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釣りたての魚を刺身にして船上ランチ。ご飯が進みます(^o^)♪

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休憩のあとは無人島の近くまで移動し、シュノーケリングを楽しみました!!船長ありがとうございました!!

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さて、陸に戻ったところで、魚を持ち込んで居酒屋で打ち上げヘ(^o^)/

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途中から院長先生も参加してくれ、宴もたけなわです。みんなの笑顔が最高でした!!
そして、サポートしてくれた院長先生に本当に感謝です。
ドーパミン補充できた休日でしたね。

 

別れの春です・・

別れの春です。

 

新しい目標を見つけて、旅立っていくスタッフがいるのは

 

寂しいですが、きっとたくさん考えて、今の職場

 

この病院をさる決心をしたのだと思います。

 

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ただ、明るく笑顔で、頑張ってきます!! 

 

と言ってもらえると

 

残る僕達も、胸をはって送り出すことができます。

 

当院ではまだ、あまり積極的に行えてはいない

 

在宅看護、在宅診療への道を選んで旅立つ Tぐちさん

 

新しいもの、ことを勉強し、

 

もし、この病院に持って帰ってきてくれるのなら

 

僕たちはいつでも、ここ、7階病棟で、待っておきます!

 

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僕達が目指す患者さんの姿はたぶん同じですよね。

 

急変してしまったときの「救命」はもちろんですが、

 

残念ながら入院することになってしまった患者さんたちを

 

しっかり支え、一緒にがんばり、もとのお家に帰るお手伝いをする

 

姿勢は、これからもきっとかわりません。

 

 

「歩いて帰ろ(そ)う 7階病棟!」

 

 

です。

 

 

MCLS CBRNE コース

宮崎で行われたMCLS CBRNE コースに参加してきました。

 

ドクターカーで現場活動を行うにあたって、

 

ほんとうにこれは事故なんだろうか、

 

ひょっとして、テロや犯罪?ということはないだろうか

 

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と思うことがないわけではありません。

 

ただ、医師や看護師は 犯人探しや噂話をするために現場に行くのではなく

 

そこで倒れている傷病者(患者さん)を救命するために活動するので

 

余計なことは考えず、目の前の生命にだけ、集中すれば良いと

 

ずっと思っていました。

 

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しかし23年前の3月20日

 

1995年に地下鉄サリン事件の際の119番の要請内容は

 

「吐いた人がいる」「気分が悪い」「誰か倒れた」「痙攣した」

 

など、それぞれでテロを疑うのは困難な要請ばかりだったと聞きました。

 

そこで、テロを疑い、除染を行うこと、予防をすること

 

職員の安全を確保することが、これからの医療には求められています。

 

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2020年の東京オリンピック・パラリンピックまではあと2年しかありません。

 

当院は災害拠点病院で、救急病院です。

 

国民保護法のもと、国が動くようになるずっと前から傷病者はおしよてくるはずです。

 

しっかりとした準備を病院内はもちろん、

 

病院前の消防、救急、救助、警察、機動隊のみなさんとしていく必要があります。

 

「こりゃ変だ、ケンちゃん、ぞーさんとぼーじょれ」

(テロのスイッチ、検知器、ゾーニング、3つの安全、トリアージ、防護服、除染、連携)

 

このなんともいえない語呂・・

 

一日コースで繰り返し使用することでなんとか覚えられましたが

 

この内容、必要性をどうやって院内にひろめていけばいいかなぁ

災害訓練

2年間の初期研修の中で

 

多数傷病者対応訓練を経験させていない

 

ことに気づいたので

 

急遽ではありますが、

 

火災・消火・避難訓練にあわせて

 

平成29年度火災避難訓練

机上訓練を計画しました。

 

病院が被災したらこんな事が起きるんだよ

 

だから

 

こういう準備を最初の段階、当直にいるスタッフで

 

緊急災害対策本部を立ち上げて、始めておくんだよ

 

机上シミュレーション 受講者資料

 

ということを

 

災害拠点病院、DMAT指定医療機関での研修の

 

仕上げに!? Gift として!?

 

経験してもらえればと考えています。

 

 

当然

 

病院職員はどなたでも、一度は経験しておいたほうが

 

いきなり実災害、ではだれも対応できないと思うので

 

ぜひ、たくさんの皆さんのご参加をお願い致します。

申し送り

病院救命士として採用された名護出身のMりもと君

 

ER-Aideとして働く消防経験の豊富なAさと君からの申し送りを

 

しっかり記録し、次の出動に備えます。

 

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病院という組織は

 

〇〇がいるから助かった

 

ではなく

 

ハートライフ病院を呼んだから

 

ハートライフ病院に運んだから

 

ハートライフ病院に入院したから

 

良かった、助かった

 

と評価される組織です。

 

過去の全ての経験を、次の活動に生かせるよう

 

これからもしっかり頑張っていきましょうね〜!

 

7年

あの東日本大震災から7年・・

 

僕たちは今、どこに立っているんでしょうか?

 

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7年前のあの日、

 

医局のテレビから流れる津波の映像を見ながら

 

何にも力になれない、無力さ、悔しさ、絶望を感じ

 

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必死で災害医療への取り組みを始め

 

MIMMS、HospitalMIMMS、MCLSという災害医療へのコースへ参加

 

災害対策マニュアルを改訂し、災害訓練を実施

 

病院にも理解していただき 、DMAT指定医療機関をとり、

 

災害拠点病院として認可していただくところまで来ました。

 

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が、まだまだです。

 

まだまだ、たりません。全然足りません。

 

たぶん、同じような災害が沖縄で起きたら

 

今のままでは、後悔しか残らないと思います。

 

 

もっとです

 

 

もっともっとです。

 

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もっともっともっともーーっと、がんばらないと

 

 

もっともっと多くの職員に災害への理解を深めてもらわなければ

 

 

 

きっと悲しい思いをするだけになってしまいます。

 

 

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7年前の3月

 

 

ただの循環器内科医は救急医、災害医療を志すことになりました。

 

 

そして、今年卒業する研修医の先生達にとっては、

 

医師になると決まった、あの時期に起きたことを

 

一人前の医者として出て行く前に

 

もう一度振り返って、災害時、非常時に

 

力になれる医師になっていってほしいと

 

指導医は思っています。

 

 

スペシャリストに学ぶ

心臓血管研究所附属病院の冠動脈疾患担当部長

 

及川先生に来て頂き、スペシャリストならではの方法で

 

非常に難しい血管の治療をしていただきました。

 

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ふと

 

振り返ってみると

 

 

及川先生に来ていただくようになって

 

もう10年近くなるということに

 

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驚きと感謝でしかありません。

 

今回も

 

へぇ〜、なるほど〜〜、おおおぉぉ〜〜の手技を

 

たくさん勉強させていただきました。

 

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本当にいつもありがとうございます。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

立体駐車場 工事中

外来+産婦人科、ICU棟がたった新館(東館)の場所は

もともと第3駐車場と呼ばれる一般駐車場でした。

ということは当然

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外来患者様の駐車場が足りなくなり、

毎回のように外来の患者様からお怒りのお言葉を頂くこととなり

1月中旬から、随分前にはテニスコートだった場所へ

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立体駐車場を作る工事が始まりました。

1ヶ月が経過し、基礎工事がおわったのか

いよいよ、駐車場本体部分の工事が始まりました。

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でも、

このままの動線で立体駐車場ができると

今まで以上に

救急車両と一般車両が混線し

緊急車両の救急搬入が難しくなりそうだなぁ

 

はぁ

明日は、そのことを説明するようにと

上の会議に呼ばれています・・

 

なんで気づいてくれないかなぁ

 

事故が起きてから

 

問題が起きてから考える

 

では遅いんだけどなぁ・・

 

 

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