DMATロジスティック研修(応用編)
熊本で行われたDMATロジスティック研修(応用編)に参加してきました。
このロジ研はちょっと前まではインスト勉強会といわれていたもので
地域や日本DMATの隊員養成研修で講師として参加、
タスクやインストラクターとして研修のお手伝いをさせて頂くスタッフが
全国からあつまり、直近の事案や、開催場所で起きた過去の事案を振り返り
問題点や課題、解決策などを一緒にディスカッションをし、
もっとよい災害対応としてどんなことが考えられるかということを
二日間、泊りがけで話し合い、成長できる とても貴重な機会です。
全国各地の救命救急センターのセンター長や
救急病院の副院長クラスまでたくさん集まる会です。
普通なら、部屋はプライバシーが確保された、当然ちゃんとした個室で、
情報交換会も、食事会や懇親会の一次会、二次会までとなることが多いですが、
このインスト勉強会は、
修学旅行のように4~5人部屋にいい大人が雑魚寝をし、
昭和時代か、と思わせるようなレトロな温泉旅館で
一同に会してのお座敷での食事会が行われ、
熱い想いや疑問などについて、様々なインストと議論を交わします。
不思議なくらい
職種を超え、向上心の高い仲間が集まるため
日常臨床の現場で悩むことなどについても、
あっちこっちの病院での対応などを聞けたり、
相談ができる貴重な機会でもあります。
二日目は、さながら大人のバス旅行のように
中年以上の大人の男女が3台の大型バスにのりこみ、
実際にDMATが活動した場所に行き、
ここでこう判断をし、こう活動をした
ということを、
実際に対応された先生や、病院のスタッフからお聞きすることができます。
2年前に沖縄からもたくさんのチームが出て活動したあの熊本地震の検証
今回、沖縄から参加したのは残念ながら当院からの一名のみでした。
同じ災害は二度と起きませんが、同じような災害が起きた時に
はじめてなのでできなかった・・では済まされない災害対応を
勉強できるこのインスト研修、ロジスティック研修へは
来年以降、もっと参加できるようになるといいなぁと
思いました。