表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

医学書購入

インターネットで何でも調べられる時代になりましたが、やっぱり一冊は定番の教科書を手元においておきたい

日本語でも高い医学書、英語になるとまず、読み切れないよね、

と悩んでいましたが、学会準備と台風のもやもやで、外に出られない事もあり、

最近がんばってるぞー、行けー、買ってしまえ??、と

悪魔の?天使の??ささやきに負け
AMAZON-japan
いつものAMAZON japanで注文しようと思いましたが、

待て待て、他の本屋さんだとどうなんだ・・と調べてみると
楽天
おおっ、38% OFF!

って書いてあるのに、むしろ高い・・・

おいおい、ほんとはいくらなんだ?

とAmazonの外国の方にアクセスすると

Amazon-海外
おいおい、148$ OFFっていったい、どうなってるんだ・・本なのに、でも英語で注文なんてと悩みましたが、外国からの送料を計算しても7,000円近く安いということがわかり、生まれて初めて、外国から輸入で本を注文してみました。
注文票
大きな買い物で心配なので、送料はちょっと上乗せですが、ちょっと速達?的な方法で注文してみました。

無事に届くといいなぁ・・

ウークイ

旧盆、最終日、ウークイ。

台風が来ている事も重なり、

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午後からは皆さん忙しく、待合室、救急外来もすかすかです。

こんな日は、みなさんお家でゆっくりしてくださいね〜

救急医学会 演題採用

日本救急医学会の総会に登録していた演題が、3題とも通ったと連絡が来ました。

救急看護学会にも2演題を登録、査読に対して修正を加え、再登録がすみました。

今年の10月は、ハートライフERから5演題を全国学会に発表します。

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ちょっときつそうですが、みんなで頑張っていきたいと思います。

昨日は午後からの3時間で救急車が10台運ばれてきました。

要請を全部受ける事ができたのは、ERのメンバーが成長したおかげだと思っています。

「ちゃんと助ける救急部」めざして、これからも頑張っていきましょうね〜

情報の共有(Communication tool)

救急隊からの病院への搬送依頼の電話の事をホットラインと呼びます。
今までは固定電話のみだったため、受話器を持った人に復唱をお願いし、現場からの情報共有をしていましたが、電話を切ったあとに聞き直すという、どうしても二度手間になってしまい、もったいないなと思う事がありました。
そこで病院にお願いし、3者通話や、テレビの救命センターで見るようなER内でのスピーカーなどの方法を検討していただくと、なんとウン十万円も設備投資にかかるという事がわかり、がっかり、あきらめていました。

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しかし、今回 ちょっと古いスピーカーをiPhoneにつなげる事で、救急隊からの連絡はスピーカーで初療室内へ伝わり、病院から現場への問い合わせは雑音を少なくするため携帯電話の通常会話モードを通して伝える事ができる事がわかりました。
これで、重症患者、救急搬送患者の情報共有が容易になります。
もっとよい救急医療が提供できるように、ハートライフERは前進していきます。

臨床救急医学会

東京国際フォーラムで行われた臨床救急医学会に参加してきました。
救急学会といわれると日本救急医学会とよばれる専門医制度をもつ学会の事を言われる事が多いのですが、臨救とよばれるこちらの学会は救命士さんや看護師さんも多く参加されておりました。
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多発外傷患者へのAcute care surgeryとしての緊急開腹、ガーゼパッキングは当然のように行われる救急処置となっていることを再認識、外傷に対して標準化された初期治療が日々進化し、各科専門医の先生方にも救急領域のめまぐるしい進歩にともない、当然の処置となってきていることを認識していただければと強く思いました。
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当直をする外科系の先生にとっては必須の技術になってくると思われました。
内科系の先生でもJATECなどを受講している事は当然、必須ですが・・

また、新型インフルエンザによる急性呼吸不全に対してECMOを積極的に使用している施設で救命率が高かったのは、ECMOが有効だったのではなく、ECMOをしっかり使いこなせるレベルの高いスタッフがいる病院に運ばれたから救命率があがったんだという発表は、がーんという衝撃を受けました。
「自分がいれば助かった」「自分がいたから助かった」ではなく、「自分がいなくても当然助かる」ようにみんなのレベルアップをはかる必要がある事を痛感しました。
救命士さんや研修医、看護師さんへの教育体制、JTASといわれる緊急度判定システムや、消防との連携などなど、学術的というよりは、臨床の現場に即した刺激を受ける発表が多い学会です。
来年は、医師だけでなくたくさんのコメディカルと参加できるよう、準備をすすめたいと考えて帰ってきました。
今回の東京も1泊2日、滞在時間はわずか26時間の強行軍です・・

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来年はすこしゆっくり勉強できるといいんだけどなぁ・・

http://www.jsacs.org/special/?id=1986

いよいよHMIMMS

いよいよ明日からHospital MIMMS 沖縄開催です。

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病院からもスタッフを参加させていただける事になり、院内で事前講習会も行いました。

トリアージばかりに目がいってしまう災害コースが多い中、このHospital MIMMSコースは違います。

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しっかりとした準備からはじまり、回復期までの一貫した多数傷病者発生時に

病院で、病院が、どうしていったらいいのか、その後のFollowをどうしていったらよいのか、考えさせてくれるとってもすばらしいコースです。

このコースのすばらしさが、受講生をはじめたくさんのみなさんに理解してもらえたら、頑張った価値があります。

というか、頑張るのはこれからですが・・

どきどきです。

小児救急医学会

宜野湾のコンベンションセンターで、週末 小児救急医学会が開催されました。

梅雨明けの沖縄で発生した重症患者様の診療のため当初二日間参加する予定でしたが、15日のみ参加する事ができました。

小児救急を考える上でどうしても問題となる、「小児の多発外傷患者の管理」はPICUのある多発外傷も得意な救命センターが最もよいにこした事はありませんが、

実際はPICUのある病院と救命センターがちがったり、Load and Goで運ばれてきてしまった多発外傷患者への初療が地域の二次救急病院に運ばれてしまう事は多々あります。

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しかし、初期治療を行った後の根本治療を

救急部でする(外傷には強いが、小児集中治療にはなれていない)のか、

PICUでする(外傷には強くないが小児集中治療には慣れている)のか

どちらが成績がよいのだろうという考えていたのですが、千葉北総病院の救急部ではドクターヘリにより迅速に医療を投入、緊急手術を行った後の集中治療を国立成育医療センターへ搬送し、予測死亡率を遥かに上回る良好な成績を納めている報告を聞き、成人における外傷治療にも通じるものを強く感じました。

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適切な初期治療を行い安定化させた後は、その後の治療が得意な病院へ搬送する。

すべての治療をを自院のスタッフでまかなうために医師を集めるよりも、

どんな手術でもできるスーパードクターになるためにいつまでも個の能力を高める努力をするよりも、

むしろ初期治療をしっかり行える医師、CSCATTTの考え方をわかる医師を育成し、

迅速に診断、標準化された初期治療を行い、適切な医療機関へ転院、搬送をしていく体制を整える事が重要であると強く感じた学会でした。

沖縄で働くということ

沖縄には休暇で訪れる医療職の方も多いかと思いますが、沖縄で働くという事はどうでしょう。
気分転換をしたいとき、ちょっと休憩したいときには、

土曜のお昼までは通常通り勤務、昼からリゾートホテルで一泊、朝からちゅら海水族館なんてことができちゃいます。
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通常価格ではとても泊まれませんが、
うちなーんちゅプラン、ちゅらとく、などといった県内にすんでいる方に優しいプランを上手に使うと、とってもリーズナブルだったりします。
(ま、夜中に緊急で呼ばれてしまいましたが・・)

でも、いい事ばっかりではありません。
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すぐそばに、在日米軍の方がいたり、

オスプレイもとんだりしています。

難しい問題もたくさんありますが、
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いろいろな事にせかされて、
わからないうちに流されて、
自分のまわりが見えなくなってしまっている事に気づいたときは、
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ちょっと、時間を作ってまわりをみてみると、
きっといろんな、自分にとって一番大事な「もの」や「こと」
がみえてくるかもしれません。

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大水槽に新たに加わったイルカのように
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新しく加わってくれる医師、看護師、検査技師、臨床工学技士など、たくさんの職種の方をハートライフ病院はお待ちしております。
http://recruit.heartlife.or.jp/

当直ご飯

残念なものランキング 1位 当直ご飯
とはよく言ったもので、メインのおかずが・・・の時は、これでどう一晩頑張れっていうんだと思うことがあります。
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(具は同じカレーとシチュー)
よーく考えてください。
日中は、朝ご飯を7時にたべて午前中の仕事をします。
12時にはお昼の時間があります、一般の方には休憩時間もあったりなんかします。そして夜ご飯も待っています。
しかーし、当直はどうでしょう・・
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夜7時に晩ご飯をたべ、ずーーーっと働き、夜12時(日が変わっても)がんばってはたらき、酔っぱらいの転倒やら、夜中に眠れないと来られる患者さんの診察をし、朝までずーーーと、12時間以上をたった1食で頑張るにもかかわらず、カロリーを考えられた豆腐ハンバーグや季節外れの冷凍さんま 1/2かけ で頑張れるはずがありません。
当直は夜勤ではない、病院内での管理当直、という訳にはいかない現状ですから、せめて夜勤の食事くらいはもうちょっといいものをだしてもらってもばちはあたらない気もします・・
ただ、もっと問題は

医局の歓迎会、送別会、ビーチパーティー、忘年会などの時に当直をしてもまったくいつもの当直ご飯という事かもしれません。

もうちょっと働く医局員のことを考えてほしいものです・・

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Hospital MIMMS(HMIMMS)沖縄開催

岐阜で行われている災害発生時の病院対応について勉強するコース(HMIMMS)にタスクとして勉強中。
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災害対応をマニュアルでなく、考える。答えを教えるのではなく、考えさせてくれる、考え方を教えてくれるこのコースはやっぱりとっても面白い。
全国各地から集まる他の先生の考え方、他の病院のやり方、にふれる事ができるのもこういったコースの魅力です。
午後からはいよいよワークショップとテーブルトップ、もっと面白くなります。
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楽しみです。
このすばらしいコースを6月に沖縄で開催できる事に感謝しつつも成功させるためにしっかり準備しないといけません。
わくわくして、居眠りする暇がありません。

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