表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

論文と臨床試験

4年前(2009)にBPLTTCという高血圧の治療薬の効果(ACE阻害剤よりARBが脳卒中や冠動脈疾患の予防効果がすぐれているか)について、製薬会社さんにとっては耳の痛い、歯切れの良い解析をお聞きし、すごい先生だなぁと思っていたらちょうどその時期にこんな本が執筆されていました。
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今年大問題となったJIKEI HEART STUDYの問題点も4年前で既に指摘されていました。
今回の問題が出るまでは、大きな臨床試験の情報などはついつい製薬会社さんの情報を信じてしまうことが多かったのですが、最近は批判的に、疑問を持ちながら臨床試験をみることも多くなってきています。
「統計学的な有意差」という言葉にだまされないように、
EBM(Evidence-based medicine)ということだけに振り回されないように
Patient Centered を基本に
しっかり物事を見ていく必要があると思われました。
明日から、師走です。
今年の仕事は今年のうちに・・です。

サービス

最近の不摂生でちょっと食事に気をつけようと、
ラーメンを普通盛りで頼んだところ
「今日、サービスで大盛りにできますけどどうしますか?」
と言われました。

いまいちラーメン

「じゃあ、大盛りで・・」

・・・
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・・・健康に
・・・なれないかもしれません

 

はぶ

おきなわといえば「はぶ」
はぶ
 と思っていますが、意外と沖縄本島の方は実際の「はぶ」は見た事がありません。

 

「蛇にかまれた!!」

 と救急を受診される方はときどきおられますが、
本当に「はぶ」だったかははっきりしないという事になります。
が、
 ちゃんと、かまれたハブをもってこられる方もたまにいらっしゃいます。
 そこで、復習です。
ハブ咬症HP用
琉球大学から救急部に研修に来ている
S尾先生がまとめてくれました。
大事なことは、
ハブ咬傷 臨床中毒学
 「コンパートメントを起こさないこと」と「感染対策」です。

 

半沢さんと心屋さん。

 

やられたらやり返す、倍返しだ!

 

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 損したくないから、
 損してもいい と自分を許してみる。
なんだか、ずいぶん違う気もしますが、
これも表と裏、
なのかもしれません。
欲しいものを手に入れたかったら
イヤなことを受けとる、受け入れる覚悟をする。
そうかもしれません。
なんだか、ちょっと
こころが楽になった気がします。

 

MCCRC

Multiprofessional Critical Care Board Review Course(MCCRC)は、米国の集中治療専門医のための基本事項を再確認するためのコースですが、世界各国で集中治療教育の基本ツールとして開催されています。今回東京で行われた日本では第一回のMCCRCに参加する事ができました。

mccrc2013

BLSやACLSといった心肺停止患者への標準的な治療は一般化しつつありますが、その後の集中治療については日本では医師の裁量、病院の方針に任され質の高い集中治療が提供されているかということについは疑問を持っていましたが本コースを受講した事で、現在研修医の先生へ行っている教育の方向性が間違っていないということが確信できました。

3日間の講義とディスカッションを通じ、自分の中でも知識の整理と再確認ができました。

ただ、受講できなかった部門に関してはこれから復習、自己学習が必要です。

MCCRC

でも、この教科書、重い、厚いなぁ

 

東京医科歯科大学

東京に行ってきました。
すっかり紅葉し、朝晩はとてもすずしくなっていました。
田舎者が驚いた事
①東京医科歯科大学と順天堂大学の医学部付属病院が隣かと思うくらい近かった事
医科歯科 順天堂
②さらに、日本大学駿河台病院も同じくらいすぐ近くにあった事
そして
もっとも驚いたこと
ドクターカー レクサス
東京医科歯科大学のドクターカーが、
なんとレクサスだったこと です。
 東京、おそろしい

出張のおみやげ

学会や出張、休暇などで県外にでかけると、留守の間に手伝っていただいた先生方や病棟のスタッフなどにおみやげを買ってくる風習があります。
センスのいいおみやげ
多部署と関連する出張だったりするとおみやげだけで、
ばかにならない金額になってしまう事もあります。
なので、気にしなくていいよ〜と思うのですが、
そうはいっても、というのがほんとのところでおみやげを買ってしまいますし、
もらうとちょっとうれしかったりします。
もらったおみやげをお家にもって帰ると、
あっというまに子ども達に見つかります。
おみやげ
そして、気づいたときには、袋が空き、箱が空き、お菓子が食べられてしまっています。
でも、子ども達が喜んでいる顔をみるのは、働く僕たちの一番のご褒美かもしれません。
いつも、ありがとうね〜〜

全国デビュー

集中ケア認定看護師、
呼吸療法士の資格をもつER師長が呼吸器ケアの増刊号に寄稿しました。
U間師長 紹介
ERの仕事、管理職の仕事だけでも大変なのに、執筆までしているとは・・・。
無口な男ですが、芯は強い、仕事ができる、
頼りになる師長です。
U間師長
これからもよろしくお願いします。
そして、
Tけもと主任 デビュー
違和感なく、傷病者になっている主任もあわせて全国デビューです。

秋になりました。

ここ数日、朝、晩がだいぶ涼しくなりました。ランタン

 

といってもまだまだ、日中は半袖、

いるか公園

島ぞうりですが・・

島ぞうり

救急患者の搬送が増えてくる季節です。

気を引き締めていきましょう!!

ハワイー沖縄医学教育プログラム

ハワイでは若手指導者たちが、ハワイ大学医学部医学教育室のKasuya先生とSakai先生が行っている医学教育フェローシップで1年間勉強し、その修了生たちがハワイでの教育・指導の核となっているとのことで琉球大学を中心に、県立病院、群星沖縄からも指導医が集まり、一年間にわたって医学教育を勉強するプログラムに参加、半分が終わりました。
Fellowhip program
 いままでは漠然と、研修医の先生達の反応を見ながら、上手な指導医の先生の教え方を盗み?(まね)しながら指導をしていましたが、そういったものを医学教育の手法として、箱を準備していただいている感じです。
 「うん、わかった!」「病院に戻って、すぐに使えるぞ!!」と思うものは今のところ・・・ですが、なんとなーく、していた勉強会の方法や、スライド、資料などを見返してみると
 「うーん、いまいちだったかも」と気づかされる事があるなぁという感じです。
 残り半年で、すごく得るものがでてくるといいんですが、
 自分の教育プログラム(カリキュラム)を作るということを通して勉強をするということなので、毎月のようにノルマ?があるため、日常診療、臨床、学会、研究会に加えて、土曜日の一日を使用するのが非常につらい気もしています。
 ですが、きっと一年頑張ると、おおー、と見えるもの、大きな収穫があるものと信じて、
折角の機会なので、もうちょっとがんばってみますか、
Evaluating learners 題字
どうするか、悩み中です。

 

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