表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

Kでかる先生、成長中。

4月から2年目になったKでかる先生。
2度目の救急科研修に帰って来てくれました。
前回はおっかなびっくり、めだたないように、よばれないように、小さくなっていたように見えていましたが、2回目の今回はとっても積極的、入院後の集中治療にも参加、1年目の初期研修医にもいろいろ教えてくれています。
やっぱり2年目になったから、ではなく、きっとなにかがかわったんだと思います。
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救急は、すべての科にとっての入口になる場所。
きちんと初期治療ができると、ちゃんと安定化することを感じてくれているのかな。
オンとオフの切り替えが上手な先生は救急向きかもしれません。
ちゃんとがんばるER研修医! 期待してるよー!!

DAMカート

重症患者さんの搬送が増えるとともに、気管挿管が困難な患者さまへの対応が迫られる症例も増えてきています。

そんな気道確保、気管挿管困難な重症患者さんに救命の現場で対応できるような気道確保、管理ツールをまとめたDAM(Difficlut airway management)カートをER初療室に準備していたのですが今回、使い方の簡易マニュアルを作成しました。

FCCSという集中治療の標準化コースで勉強してきた内容を中心としたものですが・・

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本当なら立派なカートを準備したかったのですが値段も高いため、となりのホームセンターで買ったこのケースで代用することにしましたが、棚もたくさん分かれていたのでちょうど良かったかもです。

GEB(Gum elastic bougie)と、胃管挿入も可能なラリンギアルマスク(Supreme)は、ともにとても便利な気道確保グッズです。

必ずしも気管挿管にこだわらない救命を、

挿管困難症例では、補助デバイスを使用しての挿管もできるよう、準備をすすめています。

待合室を明るく

病を抱え、診察を待つ。

どうしても暗くなりがちな待合室。

気分もうつうつとしてくる待合室。

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壁の色はすすけ、掲示物は傾き、

過去の栄光となってしまった5年前の機械の導入を誇り

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なんと、10年前に更新した検査機械を今も高々とうたう当院の待合室

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これでいいのか、

廃れていく病院ってこんなもんではないかと

相談を続け、ちいさいながらも変化が出てきています。

「良い病院にしたい」

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「自分たちが働く職場を、もっと良くしたい」

「家族に勧められる病院に」と

「待合室を明るくしたい」企画の第2弾として、

院内の職員から集めている写真の掲示を始めました。

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まだまだ、小さい変化です。

ですが、20数年前に建てたときの斬新な個室中心の病棟などの過去の栄光?昔の思い出?から、時間が経過し劣化した当院の現状を認識、理解し

これからよくなるため、よくするためにどうしたら良いか、身近なところから変化をはじめていく必要があるかと思います。

「昔は・・」「あのときには・・」ではなく、「これから」をよくするために「まずここ」から「いまできることから」変えていきたいと思っています。

平成25年度のハートライフ病院は、良い方向に進化していけるといいですね!

PCPS(経皮的心肺補助装置)

町中で倒れた。

AEDで除細動をしてみたが戻らない。

でも、さっきまで元気だった。

まだまだ、やらなければいけないことがたくさんあるはず。

まだ早い、逝くんじゃない

そんなどうしても、助けたい人がいる時に役に立つ機械としてPCPSという簡易型の心肺補助装置があります。

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勤務の都合で予定した日だけでは参加できないスタッフもいるので、

今週1週間は、毎朝PCPSの勉強会を行い、プライミングのトレーニングを行いました。

今日教わった(勉強した)人が、明日違う人に教える、不十分なところはよく知っている人が手伝う(教える)形式をとることで、スタッフは成長しています。

今年は、

今年も、

「ちゃんとたすける救急部」

目指して、がんばっていきましょうねー!!

救急集中治療シミュレーション

県立T部病院の先生が主催し予定されていたSim marathon @ okinawaにお願いし、急遽ですが救外スタッフとICUの夜勤明けの看護師さんを中心に参加させていただきました。

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北米型、ER型が流行となりつつある日本の救急体制ではありますが、やはり急変前の医療を徹底し、心停止を防がなければいけない(JMECCコースの目指すところ)、そして心停止となった場合にも迅速に心拍を再開させ、心拍再開後の治療(PCAS)としての集中治療をエビデンス、ガイドラインに基づいてしっかりやっていかない(FCCSコースで勉強するところ)と、社会復帰率はあがらない。

そのためには、救急・集中治療についてはお互いに深く理解しておく必要がある。

それは医師だけではなく看護師も疾患、治療方針に対して同じ方向に向かって医療が進んだときに大きな力になる。

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練習でできないこと、やっていないこと、シミュレーションでできないこと、が現場でできるはずがありません。

もっとシミュレーションを大事にしていく必要があるな、シミュレーションができる機会、時間をつくらないといけません。

また仕事が増えますが、できないはずはありません。時間はつくるもの、できるはずです。

まずは今晩の当直で、効率の良い方法を考えたいと思います。

救急初療室 案内

今まで救急車の入る初療室には名前がありませんでした。

(ほんとはあるんですが、知りませんでした。)

「手前のベッド」「あっちのベッド」

救急車が複数はいると

「自分の(担当する)患者、どっち?」

と困っていることに今日気づきました。

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事務の方に相談しましたが、今週はとっても忙しいらしく、問題を解決してくれそうにありません。

救急は、スピードが命です。

たらい回しの報道がありました。おいおいって思った方も多いかと思います。

「できません」といっては、何も変わりません。

「どうしたらできるか」を考え、良くするためには努力を惜しんではいけない、

気がします。

ということで、いつも迷惑ばかりかけている施設の方にまた手伝ってもらって、「手作り」です。

でも、なかなかいい出来映えの気がします。

重症は「赤」、中等症は「黄」、軽症は「緑」

トリアージの色も皆さんに知ってもらえるように色をつけました。

やれないではなく、やるんです。頑張っていきましょうねー!

なんじゃろ

お、
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んんっ

なんでしょう。

いっつも見てる、着てるものですが、

よく見るとちょっとおもしろいかも・・

そんな写真も集めています。

病院を楽しくしちゃおうプロジェクト、第一弾は写真部員の協力が必要です。

いい写真が撮れた、けど飾る場所がない、というか印刷までは考えていない職員のみなさん

写真集めてますよー、そろそろ、あっちこっちに掲示しますよー

楽しみにしていてくださいねー

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ハートライフ病院写真部、活動中です。

近隣消防との連携

当院は沖縄県中部MC(メディカルコントロール)に属しますが、南部地区MCに属する消防の皆さんからもたくさんの救急搬送をいただく病院です。

3ヶ月に1度の程度で、当院へ搬送いただいた患者様の搬送時に悩んだこと、搬送後の経過、初期治療などについて検討する救急症例検討会を行っています。

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今週行われた検討会では、院外からの多数の参加に加え、院内の職員の皆さんの参加も増え用意した椅子が足りなくなってしまうほどでした。

病院前救護と病院内救護はお互いが補い合って、良い医療が実践できるものだと思っています。

今回は時間どおりに、メリハリのあるDiscussionができ、研修医の先生のスライドもだんだん良くなっている気がします。

K吉先生の外傷患者のプレゼンは、シンプルながらも繰り返されることで、JATECの「Primary survey」「Secondary survey」という基本的な考え方を研修医の先生や、職員にも徐々に浸透してくる気がします。

伝えたいことは、何度でも、繰り返し、もういいよ、わかっている、と言われるくらいまで伝えるのが効果があるんだと思います。

みなさん、遅くまでおつかれさまでした。これからもよろしくお願いしますねー。

締め切り間近 心リハ学会

当院は、昨年夏から心臓リハビリを行える施設となっています。

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心臓リハビリは脳卒中や他の外科手術後のように機能を回復させるためのリハビリではなく、心筋梗塞を起こしてしまったことは仕方がない、でも次に起きてくる心不全はしっかり予防しましょう。他の危険因子もしっかり是正し、整えていきましょうという積極的なリハビリです。

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ただ、心電図監視下に自転車をこぐだけではない、

疾患の教育、生活指導、栄養指導などもリハビリに組み込み、当院の守るべき地域の循環器疾患の患者様の健康を支える大事な仕事です。

でも、大事なことは「井の中の蛙」になってはいけません。

ハートライフ病院の中だけ、この地域だけ、沖縄県内だけ、で周りの施設と足並みを揃えてやっていこうよ、ではなく

もっと、高いところ、全国のさまざまな施設が、循環器疾患を持つ患者様へどう積極的にアプローチしているかについて勉強し、よりよい医療を目指していく必要があります。

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そのために、全国学会に参加する、参加するために演題を出す。そんな演題を登録する締め切りが、なんと数日後にせまっていることに気づきました。

締め切りまで、100時間を切っています。

今からです。がんばって、演題をつくって、みんなで仙台に勉強しにいきましょう!!

いい天気

12月も中旬ですが、今日はとってもいい天気!

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こんな日は、きっと具合のわるい患者さんもいないはず!

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病院からの景色の一番の特等席は、やっぱりICUからですかね!

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