沖縄県総合防災訓練2018
2018年度の沖縄県総合防災訓練が
9月1日の防災の日に行われました。
訓練参加人数、約2,000人の大掛かりのものでしたが、
突然のゲリラ豪雨のため
まさかの主会場である奥武山運動公園での訓練が
訓練開始25分前に中止が決定・・・
そのまま撤収
かと思われましたが、
サブ会場である、南城市の現場救護所実動訓練への派遣指示があり
土砂災害の現場、建物倒壊現場への救出訓練と
現場救護所の運営、活動のお手伝いをさせていただきました。
そして、いつも主会場に現れる 沖縄県のドクターヘリではなく
北部の医療過疎地域を支える
MESHの救急ヘリがサブ会場に登場するところを見て
MESHのドクヘリに乗っていた当院の救命士から話を聞き
派手な所、目立つところ
ばかりを仕切る病院、組織だけでなく
目立ちはしなくても
縁の下の力持ちのように
きっと地域を支え、必要とされ
いつも傷病者のそばに寄り添うために努力を続けている
組織のがんばりを、地域の救命にかける熱い想いを
感じることができました。
当院DMATは、いつでも一兵卒として、傷病者のために
あたえられた場所、あたえられた仕事を
期待通り、ではなく、期待以上の仕事をするために全力を尽くします。
今回も実災害では、訓練に参加した
どのチームがリーダーとなっても効果的に活動できるように、
しっかりサポートしていくつもりで活動をさせていただきました。
訓練だからではなく、訓練でもできないことは
実災害で、できるはずはありません。
現場レベルでの協力関係を築いていく上では
同じように汗をかき、そのつらさ・大変さを少しでも体感し
各々の、組織のがんばりを認め合うことが必要だと思います。
暑い中、一緒に訓練に参加して頂いた地域、病院の皆さん
準備の段階から汗をかいていただいた消防機関の皆さん
また、被災者役をしていただいたボランティアの皆さん
1人の熱中症による救急搬送も起こさず訓練を完結するため
安全管理をしていただいた行政・消防関係の皆さん
本当に、本当にお疲れ様でした。