表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

当直明けの外勤

眠れると思うから、眠れないときに不満が出るんです。
眠れないと思ったのに、ちょっとだけでも眠れると、まぁまぁと思えます。
ただ、当直あけにそのまま外来に出る、外勤に出る時は、できればシャワーくらい入りたい、朝ご飯もたべたい、と思いますが、なかなかそこのところはどうにもならないことがよくあります。
外勤
でも、そんなときでも、健康にだけは気をつけなければいけない、とたまにはいつものアイスコーヒーではなく、野菜ジュースにする事があります。
野菜ジュース
そうです、なんで野菜ジュースかというと
”つらい二ュース、野菜ジュースで流し込み朝から全力疾走
・・きっと今日も七転八倒、でもならすなテンカウント〜、
家族にとってのヒーローになるため、転んでもたちあがるんだぜ〜〜” です。
午後からの仕事も、入院の指示も患者さんもたくさん待っています。
そうです。
お手伝い
”明日の見えない日本の夜に、それでも陽はのぼるんだ〜〜!!”
そうなんです、きっと明るい未来が待ってるはずなんです、
今年もあとちょっとで師走です。忘年会シーズンも待っています。
コーヒーでも飲んで、眠気を覚まして、もうちょっと頑張っていきましょう!!

 

ドトールコーヒー

なんと知らない間に、ドトールが飲めるようになっているらしい

という噂を聞きました。

当直の合間に・・と思って見に行くと

 

ドトールコーヒー

 

 

ありました、DOUTOR COFFEE  !!

が、

しまってました。

ドトール

 

自動販売機にも関わらず

なんと営業時間は、

11時30分から午後3時まで!

いや〜、敷居が高い!!

なかなか飲めそうにない・・

楽しみはとっておきましょう・・

山下武志先生 講演会

心房細動に出会ったら、の
心臓血管研究所 所長・付属病院長 山下武志先生に院内講演に来ていただきました。
心房細動に出会ったら
 心房細動治療の歴史から、現在使用可能となった新規抗凝固薬についてクリアカットに教えていただきました。
 Keep it Simple
 1st. step: 命を護る
 2nd. step:脳を護る
 3rd. step:生活を守る
 山下先生講演会
心房細動の治療をと思ったらまず、心房細動を診ない
 その後ろ(背景)にある基礎疾患の治療をしましょう。
 そして、心房細動に伴う血栓塞栓症をしっかり予防しましょう。
 最後に、心房細動による症状が強い場合には、抗不整脈薬やカテーテルアブレーションによる治療も可能となってきていますが、再発率(とくに無症候性の)が低くないため、そのまえの背景の治療や抗凝固療法は必要だという事を、丁寧にわかりやすく、ご講演いただきました。
 さらに、臨床で困ったときのTipsについてもいろいろ教えていただきました。
山下先生
 あっという間の1時間
 何を伝えたいか、ではなく、何を聞きたがっているか、を把握し伝える。
 どうしたら伝わるかを、考えられたプレゼンテーションでした。
 対象が院内職員、とくに医師対象とされていたようであまり宣伝ができなかったようですが、できれば、もっとたくさんのスタッフに聞いていただきたかったと思いました。
 もったいなかったなぁ

ホームページ更新されました。

病院のホームページが更新されました。
 いままではなかった救急部に関しても皆さんに知っていただけるようページを作りました。
http://www.heartlife.or.jp/hospital/24h_er/about/
小児救急を引き受けていない救急部なので、搬送件数は2,500件程度ですが、基本的に日当直をしている内科医が13名ということからすると頑張っている方じゃないかと思っています。
医療においては、各科1人でできることは限られていますし、休む事もできません、倒れます。
二人になるとできることは大きく広がります。任せる事ができれば、ちょっと休む事もできるかもしれません。
チームができると医療は大きく進歩します。
現在、救急部はスタッフ2名+初期研修医2名の体制です。
当直
 ずいぶん診られる範囲が広がりつつあります。
 ただ、研修医の先生がいなくても、スタッフ一人が不在でも同じパフォーマンスを維持する必要があります。
 あの先生がいたから助かった、あの先生がいないとダメなんだよね、そんな救急部では信頼されません。
 大事な事は点で支える救急部ではなく、面で支える、チームでまもる救急部になれるようこれからも頑張っていきたいと思います。
 頼んだよ〜研修医の先生達!!

災害対策マニュアル

(仮)ですが、マニュアルができました。

①発生〜初動編

②活動編

 1年がかりでようやく、ここまで来ました。

災害対策マニュアル

  病院スタッフの底力を見せてもらった気がします。
 災害訓練の日程も決まりました。
  訓練をどう評価するか
  目標をしっかり立てる事が大事です。
 また忙しくなります。

 

眠らない街、TOKYO

 小学校は歩いて通いました。
 中学校、高校は自転車通学でした。
 地方大学は構内に自動車をこっそり止められるスペースがありました。
 転々と病院は異動しましたが、電車やバスで仕事に通った事はありません。
 満員電車も苦手ですが、改札口で扉がバタンとしまった事がトラウマでいっつもドキドキしていまいます。
 TOKYO 3
 でも、東京で働く皆さん、頑張ってますよね〜
 朝は満員電車、ぎゅーぎゅーだのに、まだまだ人が入ってくるのには驚きました。
 夜も遅くまで残業でしょうか、接待もあるんでしょう、楽しそうですが大変そうです。
 TOKYO
そして間違って?駅で寝ちゃう事もあるみたいです。
 そんなに頑張っているのに電車には貼ってありました。
挑み続ける だそうです。
 大変だね〜〜

スポーツ医学

「スポーツドクター」というと、サッカーグランドのそばやボクシングのリングサイドにけがの処置をするために準備している整形外科を中心とした外科医をイメージされる事が多いのじゃないでしょうか?
関節
間違っていません。日本のスポーツドクターの8割以上は整形外科医だと思います。
しかし、
「大きな大会の前になると緊張して、いつもの半分も力が出せない」
「試合の前日は眠れない」なども整形外科医に聞くといいのでしょうか?
 医学は細分化され、内科医であっても専門以外はちょっと、外科医であっても当直の時間帯ですら内科の患者は内科でみるべきだろ、自分は整形外科なんでおなかのことはちょっと、息苦しいのはもっと・・・などと言われる先生方に持病の喘息が、大会前に悪くなったとき相談できるでしょうか?
頑張ってる研修医
 いえいえ、なにも特殊な選手達ばかりを指導するのがスポーツドクターの仕事ではありません。
「来年自分、エベレストに登りたいと思っているんだけど大丈夫ですか?」とは誰に聞くといいのでしょう。
 実は、そういった全身を診る事ができる医者というのは、総合診療のできる医師なのかもしれません。
 そして、急変した場合に迅速に対応できる医師としては、救急診療のできる医師なのかもしれません。
TOKYO 2020
 2020年東京でオリンピックが開催されます。
 でも、不幸にもテロが起きてしまった、多数傷病者が発生したときに、どう動くかわかっている災害医療にも明るい医師が必要です。
 あっという間に、オリンピックはやってきます。
 きっとこれからの数年で日本のスポーツ医学は急速に進歩するんでしょう。
 さあ、勉強するならいつでしょう?
スポーツ医学
今でしょ!!
  ということで、これからは
「総合診療」+「救急医療」のできるスポーツドクターが必要とされる時代になってくるんではないかと思っています。

FDM: Fundamental Disaster Management

日本の救急医療は三次救急といわれる高度の救急集中治療を提供する施設が多かったところから、一次から三次までの初期治療をおこなうER診療、 さらに病院前への医療の投入、早期医療介入を目指したドクターカーやドクターヘリなどの利用も非常に増えてきています。 また、災害医療においてもDMAT(Disaster Medical Assistance Team)、NBC災害・テロ対策研修、NDLS(National Disaster Life Support)、MIMMS(Major Incident Medical Management and Support)など災害現場から病院への受け入れまでを教育するコースが開催されるようになり、救急隊はもちろん、警察や消防組織との連携も共通言語、共通言語を用いることで意思の統一がなされてきている現状があります。

FDM テキスト

しかし、傷病者を受け入れて院内で集中治療を行うにあたってのマネージメントをどうするか、簡単に言うと、トリアージをしました、赤タグなんで→ICUへ、ORへ、と言われても医者も看護師も、ベッドもないですし、レスピレーターもたりませんよ、どうするんです?という事に関しては教育されるコースがありませんでした。

金沢医大

今回、アメリカの集中治療学会(SCCM)のコースの日本版が金沢で数年ぶりに開催されるという事ではるばる飛行機を乗り継いで行ってきました。

受付は朝7時30分、講義開始は8時と大変なコースでした。

北鉄

アメリカからこのコースを持ち込んでいただいた諸先生方には本当に頭が下がります。
ただ、なにぶん範囲がひろい、自然災害から人為災害(CBRNE、テロ)までの概論とマネージメントまでを一日で教えきるにはちょっと時間が足りない印象がありました。他のコースを受けた後では、きっとうんうん、と思えるんでしょうが、初めて受けるのがこのコースだと消化不良で、もっと事前学習をしっかりしておけば良かったと思うのかもしれません。
そして、残念な事に日本語に翻訳されていない現状からは、大事な事は、コース受講後速やかに「しっかり復習」する事だと思います。
FDM 内容

折角の機会を無駄にしないためには、とにかく早く、忘れない、新鮮なうちに「復習」をする必要があるものと思います。

最終便の飛行機

 沖縄から勉強をするためにはどうしても飛行機にのって県外にでることが多くなります。
 日帰りできることもありますが、だいたいは前日に現地まで行き、受講したのち最終便で沖縄にもどる事がよくあります。飛行機の他にも、電車やバスを乗り継いででかけることも多いので、田舎者としては帰りの飛行機はぐったりです。ぐったりですが、報告書の作成や、新鮮なうちに復習をしてしまおうということで、パソコンを持ち込んでの仕事をしていることも多いです。
 そんなとき、CAさんが飲み物いかがですか?と来てくれると、とっても悩みます。
 この仕事さえ終わったら、居眠りをしたいからカフェインのはいったコーヒーやお茶は避けた方がいいよね・・
 ジュースは、飲みきれないときちょっと困るんだよね
 どうしよう
 と思うと、一時有料になりましたが、また無料になった「コンソメスープ」をお願いします。
コンソメスープ
 家で飲む事はなく、他で飲む事もありませんが、なんでこんなにおいしいんだろうと思うくらい帰りの飛行機で飲むコンソメはとってもおいしいです。
 今日も自宅に着くのはきっと日が変わる30分前くらいだと思います。
 明日も朝から仕事です。
最終便 でも、同じ最終便の飛行機に乗り合わせた他の先生達もきっと同じように週末をつぶして頑張っているんだと思うと、甘えてはいられません。
 頑張らなくては、です。

総合診療を学ぶ特訓ゼミ 第2シリーズ

茨城県の教育研修センターで開催された総合診療を学ぶ特訓ゼミに参加しました。
総合診療を学ぶ特訓ゼミ 茨城
 沖縄からは、5時間を越える大移動でしたが、大変勉強になりました。
 初期、後期研修医の参加が多かったですが、なんと医学生もたくさん参加していました。
 自分が学生のときには、部活ばっかりで、連休を使ってまで勉強するなんて考えもしなかったですが・・
 初日は、臨床推論と腹部レントゲンの読影、チーム医療についてのワークショップ
 腹部のレントゲンでは、NiveauとFree air、場合によっては尿管結石が見えるくらいかと思っていましたが、解剖学的に見ていく事でいろいろなものが見えてくる可能性がある事を感じる事ができました。
セミナー参加
 また、総合診療でとっても重要な鑑別診断を考える上でのVINDICATEは、なんでこれを若いときに誰も教えてくれなかったんだ(いや、自分が不勉強なだけか・・)、意識障害でのAIUEO-TIPSのように、漠然とした疾患を整理していくうえでよい箱になる考え方だと思いました。
 しっかり勉強している医学生、研修医に満足のいく教育をしていくためには、こういったゼミにも積極的に参加、教育の仕方についても参考にしていく必要があるんだと感じました。
水戸協同病院
折角の機会だったので、徳田先生の勤務する水戸協同病院もこっそり見学してきました。総合内科医が集まる病院、きっとすごい設備、環境がととのった病院なんだろうと期待していきましたが、入ってみてびっくりと、同時に、人は人に惹かれ集まるんだ、ものや環境ではひとは動かない、人を動かすものは人の想いや情熱なんだろうと感じました。
 まだまだ、未熟な自分を感じましたが、とてもいい刺激になりました。
 徳田先生、ありがとうございました。
 V: vascular
 I: infection
 N:neoplasm
 D:degenerative
 I:intoxication/ inflamation
 C:congenital
 A:auto-immune
 T:trauma
 E:endocrine,electrolyte
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