表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

泉州救命救急センター

近畿外傷診療フォーラムの参加にあわせて

急遽ですが、お世話になっている先生にお願いして

外傷外科手術治療選択コース(SSTT)などで有名な

大阪府泉州救命救急センターを見学させてもらいました。

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基本的に三次救急のみを受ける、外傷診療を非常に得意とした

高度救命救急センターの位置づけではありますが、

徹底した救命救急、集中治療までを独立した形で行う救命救急センター

ドクターカーの中も見学させていただきました。

患者に接触した時点から治療を開始、

引き続いて質の高い高度医療を病院内でも行っていく

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救命のために緊急手術が行われるまでの時間が平均16分

 

 

 

救急外来で開胸、開腹すること

 

バイタルが不安定な状態であれば、手術室に運ぶリスクを考え、

 

ICUで開胸、開腹することもままあるということもお聞きしました。

 

あたりまえのようにダメージコントロール手術(DCS)を行い

予測救命率の非常に低い多発外傷での重症患者様へも

非常に高い救命率を誇る理由が、かいま見れた気がしました。

 

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これからは外傷診療の質も高めていく努力が当院には必要です。

優秀な外傷外科医が育つことも大事ですが

血管内治療ができる放射線科医、救急医や

全身管理ができる救急医、集中治療医など

たくさんの仲間がいなければ助からないのが外傷診療だと思います。

まだまだ先はながいですが、

あるき始めなければ同じ土俵にはのぼれない、

沖縄にいることで助けられなかったと悔しい想いをしなくて済むように

一歩ずつですが、前を向いて歩いて行きたいと思います。

 

<外傷外科手術治療戦略コース(SSTT)とは>

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〜JATECの普及に伴い、PTDの撲滅という外傷初期診療の中核となる考え方は徐々に浸透しつつあります。

次なる課題は、外傷初期診療で行われる、蘇生としての手術およびPTDを回避して初期診療を完結できた重症外傷患者の根本的手術をどのように行うのか(標準化するか)ということにあります。

JATECの理念に基づかない外科手術はPTDを誘発し、初期診療で安定化された患者の救命を危うくするものでもあります。

また、外傷外科手術は一人の優秀な外科医だけで完遂できるものではなく、チームワークが重要な要素なっています。〜

クリクラ懇親会

 

 

学生実習を受けています。

昔は「ポリクリ」

今は「クリクラ」

名前は変わっても、実習後半の懇親会はかわりません。

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実習(仕事中)にはなかなか聞けない、

初期研修の話や病院の裏話など

いろんな話に花が咲きます。

 

でも、

 

「店員さんおすすめの塩竈・・

 

 おいしっすね〜、

 

 チキンみたいっす」

 

て、

 

Sのお先生、

 

たぶん、

 

中身は

 

魚です・・・。

 

N田先生の救急部研修

 

最後の当直は静かだったので

 

夜中の2時に夜勤ナースに動物咬傷のミニレクチャー

 

当直明けには、2ヶ月たくさんの患者さんを治療
しっかり研修した敗血症についての講義を

 

ERナースや

ER カンファ

来月から救急研修するU原先生をはじめとしたスタッフに伝達してもらいました。
救急は、大変です。
ホットラインがなるたびに
「はらはら」
搬送されたあとは、いつでも急変する可能性を考え、
「ひやひや」しながら仕事をしています。
春からは、集中治療を中心とした入院診療もはじめたことで
ER診療のみをしていた去年より
精神的にも肉体的にもきつくなったかもしれません。
でも、

ER カンファ2

頑張った分
頑張った後が楽しめちゃうんです。
頑張ったからこそ
患者さんが元気になって行く姿をみたときに
よかったなって
「ほろっ」て、くるんです。
仕事は楽しく
休みも楽しく
ハートライフの救急部はきっと
やりがいも、ぴか一だと思うよ〜 

お疲れ会

 

来年はぜひ
ハートライフで後期研修を〜〜

救急抄読会

救急部では4月から、抄読会を始めました。
救急の研修中にぶつかった壁、などについて自分で勉強し発表するというものです。
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当院のような市中の二次救急病院ではなかなかまとまった時間がとれません
どうしても、off the job よりもon the jobが中心になってしまいます。
が、それだけでは不十分
大学や他の病院に移ったときに時代遅れの治療をしていた
と気づくようなことはないように
指導医から参考文献を渡したり
院内で利用可能なUp to dateなども調べ
スタッフの前でスライドを使ってプレゼンテーションしてもらいます。

 

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本来は木曜日午前、の予定ですが、救急搬送が入った場合には、

 

金曜日午前、そこも急患でできないときには、やむを得ず土曜の午前

 

と、なかなか時間が作れない忙しい救急部ではありますが、

 

目の前の仕事を流すだけで終わらない

 

きちんと整理する、outputすることを大事にするために

 

抄読会はなんとか継続していきたいと考えています。

集中治療も標準化

 

一人の患者さんを助けるために、各科で協力をしていく必要があります。

 

とくに集中治療では、さまざまな経験や知識をフル動員していかないと救命ができません。

 

ですが、標準化されつつある初期集中治療については

 

個人による差がでてはいけない分野でもあります。

 

FCCS, MCCRCといった輸入もの?ではありますが、

 

集中治療を勉強するコースなどをしっかりいかしていく必要があります。

 

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そして、吸収が最も良い時期は

 

初期研修から後期研修にかわったばかりの、

 

まだ専門科の色に染まっていない

 

なんでもどん欲に吸収する時期だと思っています。

 

がんばれよ〜 Nよし先生!!

MRI 更新

移動式MRIが来ています。
移動式にも関わらず、以前のものと画像が全然違います。
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いままでのMRIはなんだったんでしょう・・
新しいMRI、そろそろ引き渡しのはず
楽しみです。

Vscan

 

 

救急外来にVscanがやってきました。

 

ちょっと大きい携帯サイズですが、カラードプラーもついた高性能です。
Vscan

 

名人芸、職人技の様な理学所見の取り方を勉強することも大事ですが

 

今そこにある機器を利用しながら、部署として、部門としての質を確保することも重要だと考えています。

 

いくらいい機械を入れたからといっても使いこなせなければ宝の持ち腐れです。

 

機械を使うのは「人」、検査結果を判断するのは「医師」の裁量です。

 

Vscan 2
より質の高い医療を目指して頑張っていきましょうね〜

 

さるも聴診器

Step Beyond Residentシリーズで有名な

福井大学の林寛之先生に特別講演にいらしていただきました。

そう、あの Doctor Gや、Professionalで有名な・・

爆笑

 

今回のテーマは「ショックに強くなる」

みなさん、とっても身近な話題ということで

なんと100人を越えるスタッフ、特にParamedicalの

皆さんの参加が非常に多く、あっという間の90分

特別講演

豊富な知識に裏打ちされた確かな内容

難しいことをわかりやすく

情熱を持って

御講演いただきました。

研修医

急変したときの

「さるも聴診器」

しっかり覚えさせていただきました。

懇親会2

また今回は、懇親会にも参加していただきました。

講演だけでは聴けない、ほんとのところ、なども教えていただき

なんだかこれからも頑張れちゃいそうな気がしました。

step beyond resident

 

当然、4月に発刊された

Step beyond resident 7 救急診療のキホン編 Part2 は

購入、読ませていただきました。

ほんとに、豊富な知識には脱帽です。

やはり林先生は格別です。

心臓病教室

 

毎週金曜日、心臓リハビリ室で

心臓病教室が開かれています。

心臓病教室

 

医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など

たくさんのスタッフによる様々なスタッフにより

心臓病について理解を深めていただくチャンスです。

無料です。

 

ゴールデンウィーク

 

ちまたではゴールデンウィークなるものがあったようですが、

病院は休みません。

連休前からの重症患者さんに加え、

連休中も、連休後も集中治療が必要な患者さんが搬送されてきます。

連休の仕事

 

この連休、まったく家庭サービスができなかったのに

文句をいわない家族に感謝です。

が、ちょっと落ち着いたら

少し休みが欲しい、気もします。

でも、まずは

病院として、救急・集中治療の質を確保するため

指導医がいたら、きっとこう処置するはずと判断できる、

指導医と同じことを考えられる研修医が育つことが先ですね・・

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頼んだぞ〜研修医!!

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