現場救護所運営
今年の最後のDMAT隊員養成研修にインストラクターとして参加
消防の方たちと協力し、現場救護所の運営を訓練で体験させていただきました。
養成研修の受講生たちが医療班として活動する
ということもあるとは思いますが、
混乱、混沌とした状態を立て直すことができず、
実力の無さを痛感させられました。
しかし、これは訓練だけではなく、
実災害でも現場活動経験の少ない
医療班、ドクターカー、消防が活動した場合には
同様のことが起こりうる事態だと思われました。
指揮所の自分たちだけがわかるではなく、
チームにわかりやすいデブリーフィングを入れること、
役割をお願いする時の手順、混乱した場合には
一旦手をとめるタイムアウトをいれて立て直すこと、など、
災害だけでなく実臨床でも利用可能ないろいろを勉強させていただきました。
そんなに病院をあけて・・と思うかもしれませんが
当直明けの休みを使わず、しっかり夕方まで働いて
最終便、夜の飛行機で神戸へ飛び
連日、朝から日が暮れるまで
講義、机上訓練、シミュレーションで休む暇はありません。
神戸牛も、中華街も、一度も食べたことも行ったこともありません。
お昼の時間ですら、インストラクターミーティングという
打ち合わせの時間なので、コンビニ弁当でレクチャーを受ける
どっぷりの3日間
(ホントは4日間ですがなかなか全日程は参加できず)
「おうちに帰るまでが遠足です 」とはよく言われましたが、
出張から帰ると、
「お家(家庭)が災害です・・」
とならないように、
気をつけながらも、これからも地域のため
沖縄県内のプレホスピタル、災害医療のレベルを高めていければ
と考えています。