表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

小児救急医学会

宜野湾のコンベンションセンターで、週末 小児救急医学会が開催されました。

梅雨明けの沖縄で発生した重症患者様の診療のため当初二日間参加する予定でしたが、15日のみ参加する事ができました。

小児救急を考える上でどうしても問題となる、「小児の多発外傷患者の管理」はPICUのある多発外傷も得意な救命センターが最もよいにこした事はありませんが、

実際はPICUのある病院と救命センターがちがったり、Load and Goで運ばれてきてしまった多発外傷患者への初療が地域の二次救急病院に運ばれてしまう事は多々あります。

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しかし、初期治療を行った後の根本治療を

救急部でする(外傷には強いが、小児集中治療にはなれていない)のか、

PICUでする(外傷には強くないが小児集中治療には慣れている)のか

どちらが成績がよいのだろうという考えていたのですが、千葉北総病院の救急部ではドクターヘリにより迅速に医療を投入、緊急手術を行った後の集中治療を国立成育医療センターへ搬送し、予測死亡率を遥かに上回る良好な成績を納めている報告を聞き、成人における外傷治療にも通じるものを強く感じました。

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適切な初期治療を行い安定化させた後は、その後の治療が得意な病院へ搬送する。

すべての治療をを自院のスタッフでまかなうために医師を集めるよりも、

どんな手術でもできるスーパードクターになるためにいつまでも個の能力を高める努力をするよりも、

むしろ初期治療をしっかり行える医師、CSCATTTの考え方をわかる医師を育成し、

迅速に診断、標準化された初期治療を行い、適切な医療機関へ転院、搬送をしていく体制を整える事が重要であると強く感じた学会でした。