表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)導入

日本の救急医療は、コンビニ受診をする患者様で破綻寸前ですというのは簡単ですが、ある程度軽症かもしれないけど、医療の素人である自分には重症度はわからないから、病院を受診する、近所の人の目もあるから救急車は呼ばずに家族の車で受診する。ついてみたら、重症ですよ、なんでこんなになるまで放っておいたの?こんなに具合が悪いときは救急車で病院に来るもんですよ!といわれたりした周りの人もいるのではないでしょうか?

救急外来はすべての患者の入口、一次、二次、三次ですからと言っていられる都会の病院とは違い、沖縄県内の二次救急病院はどこもだいたい一次〜2.5次の救急患者さんを引き受けています。

ただ、walk inの軽症患者さんが多いと重症患者さんの搬送引き受けに困る、救急搬送される患者さんの初期治療が遅れてしまうのはもっと困るという事態が発生します。

ということで、ハートライフ病院では「JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)」といわれる緊急度判定支援システムの導入を検討しています。

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やりかたは、簡単。

iPadを使って、患者さんの主訴や病状にあわせてぽんぽんぽんっとうっていくとあら不思議、重症度判定が・・・

でることはでますが、そこはやっぱり機械です。ん、んんっと思うところや、物足りないところがたくさんあります。

機械に使われる人ではなく、機械を使える人になる、上手に機械を利用できる人になる必要があるのかなと思っていますが、偉い先生方が開発したこのシステムを使いこなせるようになるため、今週末は連休をつぶして県外まで研修に行くことになりました((_ _。)・・・)

ただ、こうした機械やシステムの導入、研修にサポートしてくれる理解のある病院管理職の皆さんにはほんとに感謝<(_ _*)>しております。

さて、どういかしたらよいか、一緒に考えていきましょうね!