大量殺傷型テロ対応病院内コース
多数傷病者への対応標準化コース(MCLS)の発展版、
大量殺傷型テロ対応病院内コース というおどろおどろしい名前のコース
なので当然、一般の一医療人でも受講できる、わけではなく
受講するためには、いろいろな条件があり
なかなか沖縄から、当院から受講できる方がいないため
なんとか受講して、院内の皆さんに還元したいと
大阪のりんくう医療センターで行われるコースに参加してきました。
あの
地下鉄サリン事件から来年で24年。
若い看護師さんや研修医の先生たちはあの時、
テレビで流れた得体の知れない恐怖と不安を知らない子たちになりました。
地下鉄サリンの被害者の8割は、救急車に乗ってきていません。
当然自分がテロに会ったとは思いもせず、
目や消化器症状などで病院を自力で受診しています。
ということは、どういうことか?
もし今の日本で、沖縄で、テロが起きたらどうなるか?
当然、すべての救急病院へは
二次被害を拡大させる可能性のある患者が、
救急車より早く、自力で病院を受診してしまう!!!
ことになります。
そんな時、病院は何を、どう準備すればよいのか?
どんな症状でテロを疑い、疑った場合には病院はどう対応するとよいのか?
事前準備として、僕たちは何を知っておかなければいけないのか?
ということを勉強させていただきました。
当院はちょうどERの改築がそろそろおわります。
運用の仕方について、院内に周知する機会を準備し
こういったお話をする機会、聞いていただく機会を作らなければ
と強く思いました。
もう年末なのに、やることがいっぱいあるなぁ