表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

初! 県外の、学会発表

こんにちは。2年目研修医のT中です。

 

 

6月19日に、長崎日本消化器内視鏡学会の発表をしました。

 

 

「そういえば、T中先生、県外の学会発表はまだやってなかったよね。いい症例があるんですよ。」と院長のO島先生からお声をかけていただいたのが、今年の2月。ここから学会発表の準備が始まりました。

 

 

学会発表の前にはまず抄録という、原稿用紙1枚程度の症例のまとめを作ります。提出期限は1週間後。カルテから情報を集めて、字数内で症例をまとめます。自分でまずは作ってみて、指導医の先生に何度かチェックしていただき提出。提出し終わってほっとしていると、「今回の症例、院内で1回発表してみましょう。」とO島先生。期限は2週間後。短い期間で、発表のためのスライドを作ります。

 

 

院内の発表では、開業医の先生方も集まる会場で、質問もたくさん。答えられなかった質問をまとめてもう一度文献を調べなおします。

 

 

院内の発表は、15分ぐらいでしたが本番の発表は5分というとても短い時間。その5分の中で伝えるためにO島先生に何度もスライドを添削していただきます。
「この病気の症例報告はあったかな。」「この検査値をグラフにまとめてみましょう。」「この画像所見、もう一回検討してみましょう。」「この病気にこの症状が出る頻度はどれくらいかな。」O島先生にヒントをいただきながらだんだんとスライドは形になっていきます。そしてついに完成。

 

 

いよいよ学会発表当日。ベテランの医師先生方が集まる会場の雰囲気にドキドキ。同じ学会で発表する研修医のI藤先生と励ましあいながら本番へ。

 

 

O島先生の「この症例を一番勉強して、知っているのはT中先生だから、質問されたら、勉強してきたことを思う存分伝えればいいんだよ。」という言葉を思い出します。

 

 

緊張の中、発表は無事終了!と思いきやその後は他の先生方からの質問が待っています。

 

 

ある程度答えを考えていた質問もありましたが、そうでない質問もあり、勉強した知識からなんとか答えます。質問は3つでしたが、自力でなんとかすべて答えることができました。

 

 

発表が終わった後にはなんとも言えない達成感が。発表を通して伝えたかった「嚥下時痛では消化器疾患だけではなく、亜急性甲状腺炎も疑ってください。」というメッセージを伝えることができたと思います。

とても良い経験ができました。

 

 

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学会の後は、食事会。

 

 

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少し、時間もあったので観光も行ってきました。

 

 

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お忙しい中、指導していただいたO島先生、本当にありがとうございました。

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