NHKに「LPレコードストーリー」という5分間の番組があります。先日はザ・ローリングストーンズ1971年のアルバム『Sticky Fingers』が取り上げられていました。アンディ・ウォーホル作の「ジッパー」付きアルバムジャケットが有名ですが、番組が取り上げたのは、グループのロゴ「ベロ・マーク」でした。ジョン・パッシュ(当時は、アートスクール大学院生)により制作されたこの「ベロ・マーク」は、その後50年以上にわたり、ロック史上最も有名なロゴマークとしてブランド化しています。

当院のロゴマークでは、青いハートマークが3枚重なっています。それぞれ過去、現在、未来を表します。「より良い未来への進化」、「病気からの回復」などを意味しています。遠くからでも見えるブルーバックの白十字が印象的です。ロゴとは、組織の文化・価値観が視覚的に表現されたものです。ロゴには、組織内の結びつきを強める効果もあります。また、広く世間に認知されるとブランド化にもつながります。当院は設立40周年が近づいています。ザ・ローリングストーンズに倣って、当院のロゴマークもブランド化したいですね。

オムツ替えシリーズの第三弾は停留精巣です。
男の子のオムツ替えをしている時、最初に気づくのは陰嚢の異常ではないでしょうか。他の子に比べて小さいとか、左右で大きさが違うとか、気になります。もしかしたら、停留精巣かもしれません。
精巣が陰嚢底部(陰嚢の最下端)まで降りていない状態のことを停留精巣と呼びます。生まれた時からずっと精巣が降りてきていないタイプと、生まれた時は確かに陰嚢内にあった精巣が、年齢とともに次第に陰嚢内から挙上してしまうタイプの二つがあります。前者を先天性停留精巣、後者を後天性停留精巣と呼びます。
精巣は、胎児期に腹腔内から陰嚢へと下降していきます。精巣が下降する機序は、まだ完全に解明されているわけではありませんが、種々のホルモンや腹圧などの影響を受けているようです。下降は二つの段階に分けられます。腹腔内を鼠径管の入り口付近(鞘状突起の入り口)まで降りてくる段階(胎児期8〜15週)と、鼠径管を通り陰嚢まで下降する段階(胎児期25〜35週)です。これらの段階で、何らかの異常があると、精巣の下降が妨げられ、停留精巣となります。頻度的には、後者の段階での停留精巣が多く見られます。
停留精巣は、精巣の停留部位により分類され、腹腔内精巣、鼠径管内精巣、陰嚢上部精巣など名称となります。まれに通常の下降経路とは全く外れた場所(会陰部、大腿部、陰茎根部、反対側陰嚢など)に停留している時もあり、まとめて異所性精巣と呼ばれます。









