県内のバス4社が「地域公共交通の利便増進に関する連携協定書」を締結しました。県内4社はプロジェクトチームを立ち上げ、、国土交通省に申請する共同経営計画書を作成します。路線を効率化し、利便性を高め、経営改善につなげる狙いです。人口減少、運転手不足、燃料費高騰などのため、全国的に乗合バスのサービス提供が厳しくなってきていることが背景にある様です。
「利便増進」というキーワードに強く惹かれます。この10年間のバス通勤で、バスの遅れには寛容になりました。5〜10分の遅れは、ほとんど苦になりません。たまになら30分以上も許容範囲です。そういうような筋金入りのバス通勤者にとっても、最近のバスの遅れは、別次元へ突入した感があります。願わくば、上記チームの「利便増進」検討項目に、待ち時間軽減が含まれていますように。

これまでは、どちらかというと男の子に多い疾患について述べてきましたので、今回は女の子に焦点を当てました。陰唇癒合症の話です。よくあるシナリオは、こうなります。
お母さんが、女の子のオムツ替えの時、膣がないことに気づきます。生まれた時には確かにあったはずなのに、あるべきところにありません。今そこは、平べったい皮膚で覆われています。びっくりして、すぐに近くのクリニックを受診します。相談を受けた医師も、紹介先を婦人科にすべきかどうか、迷ってしまいます。結局、小児外科紹介となりました。
陰唇癒合症は、不思議な病態です。膣が見えません。外陰部には、陰核の後縁に小さな孔があるだけです。確かに、膣閉鎖を疑いたくなります。
陰唇癒合症とは、左右の小陰唇が癒合する病態です。慢性炎症などで小陰唇の上皮層が剥離し、治癒過程で、左右の小陰唇が癒着するのです。慢性炎症の原因としては、外陰部への尿の垂れ込みが考えられます。垂れ込んだ尿により外陰部は常に湿った環境となります。衛生状態は悪くなりまり、雑菌が繁殖すると、炎症が起こるわけです。母体由来の女性ホルモンが少なくなっていることも誘因となるようです。
症状としては、全く無症状の時もありますが、慢性化すると、炎症が周囲に波及し、外陰部皮膚炎となり、痒み、排尿痛などの原因ともなります。さらに悪化すると、排尿障害、尿路感染症に発展することもあります。
ほとんどの場合、小陰唇の膜様癒着が主体ですので、癒着部を鈍的に剥離することが治療の第一選択となります。癒合した小陰唇を開く手技、通常、数分で終わります。出血、疼痛などはほとんどありません。
無症状の児に対しては、剥離を行わず、経過観察だけでよいという考えもあります。思春期になれば、女性ホルモンが増えるので、自然治癒するという考えです。
陰唇癒合症は、繰り返すことがありますので、注意が必要です。再発予防として、エストロゲン軟膏やステロイド軟膏を使用することがありますが、どちらも万能ではありません。副作用も気になるところです。
確実な再発予防法はありませんが、より強力な再発予防法として、あえていうならば、保護者が日々注意して児の外陰部を観察することでしょう。外陰部を常に清潔に保ち、もし癒合しかけている様なら、指で優しく開いてみることです。そして、少しでも不安があれば、小児外科を受診することです。








