先日、新人看護師の6か月フォローアップ研修を行いました。
早いもので入職してもう6か月が経つんですねぇ~
コロナ禍のため、同期との交流がほとんど自部署のメンバーに限られる中で、今回ひさしぶりに同期が一同にそろっての研修とあって、新人看護師の笑顔あふれる研修となりました。
6か月フォローアップ研修では、新人看護師が陥りやすいヒヤリ・ハットの事例や、新たに習得する看護技術、看護場面で見えてくる看護倫理などをふまえて研修プログラムを構成しました。
医療安全では、ヒヤリ・ハットを起こさないための連携の重要性について学びました。
新人看護師は、日頃の看護場面を通して、連携できていなかった事例を振り返り、「こうすれば連携できた」、「連携する上で自分が行うべきはこれだ」と、これからの看護展開にヒントを得たようでした。
感染対策では、前回知識として学んだ『血液培養採取』の実技を行いました。
血液培養検査は、患者さんの感染症に対して最適な治療法に結びつける大切な検査です。
未経験の新人看護師もいれば、自部署で多少なり経験をした新人看護師もいましたが、知識として学んだ看護技術を、実際に行い他者に教えることで技術力の向上や自信につながることを実感してもらえたと思います。
多重課題シミュレーションでは、ヒヤリ・ハットの事例をふまえた到達目標を掲げたシミュレーション学習を行いました。
新人看護師からは、
「業務が重なった時どう動いた方がよいか知れたので良かった」
「患者さんの安全・安心につなげる看護の応用が学べました」
「デブリーフィングで、みんなで一緒に考えることで、部署でも活かせると思い有意義な研修でした」
との声が聞かれました。
看護倫理では、この6か月における自己の看護経験を振り返り、忘れられない患者さんとの関わりや、看護師として苦い経験から、看護倫理をふまえながら自己をどう成長させていくかを考えていきました。
新人看護師として、新社会人として、これからも考えさせられること、思い悩むことなど、乗り越えなければならない壁はいくつもあると思いますが、同期と力を合わせて強くたくましくそして可憐に成長していって下さいね。
教育委員会はいつでも全力でサポートします!