看護部では、日本看護協会の看護師のクリニカルラダーを軸に、当院での段階に応じた臨床看護実践についてのさまざまな研修の企画・運営を行っています。
今回は、9月に行われた3年目看護師へのフォローアップ研修の様子を紹介します。
3年目看護師の大きな役割として、リーダー看護師として後輩看護師の手本となり、より良い指導やリーダーシップを発揮することです。
今回のフォローアップ研修でも、その役割を発揮するためのサポートとして、その内容を教育委員会で検討を重ね、企画・開催しました。
医療安全では、リーダーシップを発揮する上での安全管理の視点について、臨床場面での人や物にひそむ危険性をどう察知し、回避するためにどう行動するかを、グループワークを通して学びを深めていました。
感染対策では、培養検査を例に挙げ、その目的や根拠、分析・評価を学び、またその学びを通して、診療の補助としての看護技術のもつ意味や責務を再確認していました。
この学びは、後輩育成の視点にも役立つと思います。ぜひ胸を張って指導にあたって欲しいですね。
看護倫理では、普段の症例を用いて、看護倫理をふまえながら、もっと考えられたことやできたことを検討し、看護場面での看護師が抱える倫理的問題について考察しました。
リーダーシップ研修では、社会人基礎力を用いた自己分析を行い、自身の強みや課題を分析し、強みをどう伸ばし課題をどう克服したらリーダーシップが発揮できるかをグループワークを通してチームとして考えていきました。
自己分析ではそれぞれ個性がありましたが、チームで支えあうことで課題を克服できることに気付いたようです。
これからはリーダーとしての役割も増えてくると思います。
でもそれを発揮するのは単に病院の中だけではなく、今後、私生活のあらゆるライフステージでも求められる役割でもあります。
ぜひ看護師として、人として輝き続けて下さいね。