先日、緩和ケア認定看護師さんの企画のもと、新人看護師を対象とした緩和ケア研修会を行いました。
緩和ケア認定看護師さんからは、終末期看護における患者さんやご家族の心身の変化や、患者さん本人やご家族を対象としたコミュニケーションの方法について講義をしていただきました。
特に、声のかけ方については多くの学びがあったようでした。
また、「もっと自分にできることがあったのでは」といった看護師のこころの葛藤に対して、自身のこころの整理方法についてアドバイスされていました。
心療内科医師からは、悲観的な言動への対応についての話を聴くスキルなど、患者さんとの関わり方について講義をしていただきました。
患者さんの悲観的な言動を、脳の解剖生理をまじえながら解説され、その裏に隠れたこころの声を聴くスキルは、目からウロコでした。
最後に、エンゼルメイクの方法や、エンゼルケアを通した家族の時間を作る大切さについて講義していただきました。
今回、緩和ケアについて色々考えさせられたと思います。
看護師である以上、自身の看護について葛藤することは往々にしてあります。
この研修が、新人看護師のこころの成長につながることを期待しています。