週末、5年ぶりの大幅改定されたばかりの CBRNEコースが沖縄で開催されました。
テロ対応の初動にあたる可能性のある
県内の消防機関を中心に、病院関係者、警察関係者も参加しての中身の濃い講習になります。
当院からは、昨年2名(医師・看護師)が
今年は、看護師2名、救命士1名が参加、CBRNE対応について
はぁ、なるほどね〜、難しいけどなんとなくわかった
という理解をいただきました。
いままで対応したことがないCBRNE(化学剤・生物剤・放射線・核・爆発)についてであり
だよね〜! やっぱり!!
とはなりにくいため、満足度が高い、とは言えませんが、
繰り返し受講?タスクとして参加し、ようやくわかることがほとんどではあります。
そのなかでも、今回のUpdateで衝撃を受けたのが、
消防の通常資機材(空気呼吸器装着の防火服)で、化学剤によるテロ対応をした場合に
どのくらいの時間、安全に活動できるか、という報告書が2003年の段階で出されているということです。
当然、日本でも、知っておかなければいけない情報ということになります・・
そして
本文には、1995年の地下鉄サリン事件で使用されたサリンガス(GB)についての記載があり
生存者がいる場合で、30分
生存者がいるかわからない環境でも、3分
の活動が可能という報告でした。
無知ほど怖いものはありません。
過度に恐れるあまり搬送が遅れ、完全に除染ができてなければ・・と搬送を断る医療機関がでてきては
救命の可能性のある命を見捨てることになります。
しっかりとした知識を持ち、ちゃんと対応すること、できることが、
救急医療機関だけでなく、すべての医療機関には必要と考えました。
みんなで勉強していきましょうね〜〜!!