病院は消防法により、年2回以上の避難訓練の実施義務が課されている施設となります。
当院でも、火災・避難訓練として訓練が実施されました。
今回は病院長、看護部長は不在ということで
今年から災害対策委員長となった渡慶次副院長を災害対策本部長として訓練を実施
火元の病棟からの避難訓練なども行い
訓練参加職員へ、経時的に何がおきているのか、今何をしているのか等の情報共有が行われました。
いままでよりも充実した訓練となったのは、院内災害対策委員会のメンバーに
日本DMATインストラクターや、インストラクターを目指すタスク2名が
本部長や副本部長をしっかりと支えたからかもしれません。
災害対応に100点はありませんが、去年よりも今年のほうが明らかによくなっていました。
でも、当院のような災害拠点病院、救急病院に求められていることはもっと高いレベルです。
国からの通達では、
○病院等における防火・防災対策要綱について
(平成25年10月18日) (医政発1018第17号)
(各都道府県知事・各政令市長・各特別区長あて厚生労働省医政局長通知)
三 消火訓練及び避難訓練の実施
1 年間二回以上消火訓練を実施し(消防法施行規則第三条第一〇項)、
消防機関への早期通報、屋内消火栓等の消防設備の使用方法等について職員に身に付けさせること。
2 年間二回以上避難訓練を実施し(消防法施行規則第三条第一〇項)、
特に自力避難が困難な患者に不安がないようにしておくこと。
3 2のうち一回は夜間に実施するよう努めること。
と、人手の少ない夜間での実施も求められています。
病院の災害対策委員会を中心に、次年度はもっと質の高い訓練が
とくに医局の先生に参加してもらえる訓練にしていけるように考えていかないとです。