令和4年度の火災・消火訓練が行われました。
久しぶりに敷地内での消火訓練はいい勉強になりました。
「消火器の噴霧時間はわずか15秒」
「室内での消火器使用前には、粉煙が出るので、必ず退路を確認、確保してから」
「消火可能距離は3〜6m、風上から掃くように火点の消火を」
「炎が天井についたら消火器での鎮火は困難、消火栓をもってきて鎮火を試みること」
訓練終了後に消防さんからは、
散水栓も整備されており、このくらい迅速に活動できれば
初期消火、鎮火に成功しているはずですよ、とお褒めの言葉もいただけました。
ですが、実際は何が起きるかわかりません。
病院では、在院職員、在院患者の安全確認を迅速に行いながら
担送や護送といった、避難に手助けが必要な方の支援に、
安全な場所にいる職員の再配置する本部が必要です。
また、外来患者さんや、透析患者さんなどをどこにどのように避難させるのか、会計はどうするのか
その後の外来・予定手術・救急搬送の応需はどうするのか
避難を補助するための物品や資機材はどこにあるのか、十分なのか、誰が運ぶのか
「現状把握」と「活動方針」の決定
「職員との情報共有・活動方針の周知」など、さまざまな課題も明らかとなりました。
今年初の試みとして、院内メールで災害発生の連絡を試みましたが、
いろいろ問題があることもわかりました。
また、通常使用している院内急変での全館放送も
火災などの非常放送が行われている状況では、使用できないということも知ることができました。
やっぱり机上だけではだめですね
訓練は実働でやってこそ、はじめてわかることがいろいろありますね!!
ただ、
あらたな災害対策本部の設置場所、悪くない印象でした。
でも今後は、この壁や場所を利用しやすくするための物品整備などが必要ですね!