週末、当直明けにそのまま沖縄県庁に設置されている新型コロナ対策本部の病院・施設対策チーム
いわゆるクラスター班に、統括DMATでもある国吉先生と参加、活動をしてきました。
県内の感染が広がったことから、以前の会議室ではなく、大会議室全体を利用して、
沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部が設置され、非常時の本部運営がされておりました。
県庁職員だけでは到底処理しきれないたくさんの問題を
それぞれの部署、部門にわかれて、現状分析のもとに対策を立案、実行していく
ふっと気づくと、テレビドラマや映画の中にいるかのような状態で、
休日出勤などと言う余裕どころか、お昼休憩をとる暇もなく働きっぱなしで
県民を守るため、防ぎ得た新型コロナに関連した死亡をなくすため全力を尽くしていました。
沖縄県民のため、沖縄で暮らす皆さんの生活、医療をまもるため、東京の災害医療センターから
DMAT事務局の近藤久禎次長も、
沖縄県庁に来られ、直々に指揮をとって頂いております。
本当に、本当にありがとうございます。
またこのコロナ禍が落ち着いたときには、いろいろ教えていただきたいと思っています。
県内の医療スタッフは目の前のコロナの診療で、なかなか県庁本部に参集できていませんが、
目の前のひとりを助けるためには、ERのような病院のちゃんとした組織が必要で、
ERを病院の救急部門として機能させるためには、ちゃんと病院が健全な運営がされることが必要です。
もし近くの病院が機能しなくなっても地域を守るためには県内の医療機関を組織化することが必要で、
県庁の対策本部で病院、医療機関の実情をわかった医療関係者がお手伝いをすることが必要です。
すべては、目の前の
助けてを助ける!
ちゃんと助ける!
助けられる沖縄の病院でいるため!
県庁本部を、県内の医療関係者を中心に、継続的に運用していけるように協力していかなければです。
ご協力をよろしくお願いいたします。