術前中止薬に関連する薬局の業務について

術前中止薬に関連する薬局の業務について

梅雨だと思っていたのに、あっという間に夏が来てしまい、時の流れの早さに驚いています。

今回は薬局の番ということで、薬剤師のSが担当します!

今年、当院の術前中止薬のリストの改訂がありました。それに関連する薬局の業務について紹介します。

安全に手術や内視鏡の処置を行うために、薬剤によって術前中止期間が設けられています。

行う手術の種類や侵襲度などで出血リスクが分類され、その出血リスクや薬剤の半減期(血中濃度が一番MAXな状態から半分になる時間=体内に残る時間の目安)に応じて休薬期間が定められています。

術前中止が必要な薬剤は、出血に関連した「血液サラサラの薬」に該当する抗血小板薬や抗凝固薬だけでなく、血圧を下げる薬剤でも一部該当するものがあります。

その他、糖尿病の治療薬や女性ホルモン製剤・認知症の治療薬・抗アレルギー薬など、「こんな薬も!?」というものもあったりするので、手術や処置の前に患者さまの既往や服用薬剤をしっかり確認することが大切です。

サプリメントでも一部影響があるため、そちらも注意しなければなりません。

当院では入院時に薬剤師の初回面談を行っており、現在服用している薬剤の確認・サプリメント使用の有無の確認に加え、手術予定の患者さまに関しては術前中止薬の有無、休薬指示の有無、休薬指示を順守出来ているかを確認をしています。(各科外来Nsさん、支援室Nsさんいつもご協力ありがとうございます!!)

 

より安全に治療を行えるように、新しい術前中止薬リストを使用し、他部署と協力しながら薬剤師も頑張らねばなりませんね。

毎日暑くてバテそうですが、食べて寝て免疫を上げて、コロナ禍を乗り切りましょう!

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