医療体験実習の第2クールがおわりました。
今回は8月3日〜6日の4日間と、台風のため延期となり、12日に最終発表をしてくれました。
「医師や看護師だけでなく、多くの専⾨職が連携して⼀⼈の患者を⽀えていることを学んだ」
「医療に関わる仕事への憧れがさらに強くなり、⾃分の夢に少し近づくことができた」
「将来、⾃分も医療従事者の⼀員として、医療に貢献していきたい」といった声が多く聞かれました。
今回は、実習⽣の感想を中⼼に、この4.5⽇間の学びをご紹介します。

「病院はみんなで⽀える場所」
実習⽣の感想で特に多く⾒られたのが、チーム医療の⼤切さへの気づきでした。
⼼臓カテーテルや⼿術室、ICUの⾒学では、医師や看護師だけでなく、臨床⼯学技⼠、放射線技師、検査技師など、さまざまな職種が連携して⼀⼈の患者さんを⽀えている様⼦が強く印象に残ったようです。

「1つの職種だけでなく、多くの職種が患者さんに携わることで、医療が成り⽴っていると感じた」
「チーム医療というものがどういうものか知ることができた」
といった感想からも、実習⽣たちが現場の連携をしっかり受け⽌めていたことが伝わってきました。
また、栄養科や臨床⼯学、検査科、放射線科、リハビリテーション、薬局などの⾒学‧ 体験を通して
「多くの職種がそれぞれの専⾨性を活かして患者さんを⽀えている」
「⼀つの⽬標に向かって協⼒するチーム医療の⼤切さを実感した」
という声もあり、医療の⾒⽅が⼤きく広がった4⽇間となりました。

「患者さんの⽴場を考える体験に」
看護体験や外来、産科での体験も、実習⽣にとって⼤きな学びとなりました。
「実際に体験してみると、患者さんには痛みや不安があることが分かった」
「技術だけでなく、患者さんの気持ちに寄り添うことも⼤切な役割だと感じた」
という感想がありました。

また、産科‧ 産婦⼈科での妊婦体験では
「体験したことがない重さが約10か⽉も続いて、⽣まれてくるまで⾚ちゃんをおなかの中で育てていると考えると、本当に尊敬の⾔葉しかなかった」という声がありました。
助産師さんからお話を聞き、「⾃分がお産の時にすごく助産師さんに⽀えてもらって、⾃分も助産師になろうと思った」「お⺟さんに付き添って、出産前の不安を少しでも取り除けるような頼れる助産師になりたいと思った」といった感想も寄せられました。

内科外来の⾒学では、限られた診察時間の中でも患者さんの⽣活習慣や普段の様⼦まで聞き、
「診察だけではなく、患者さんの⽣活全体を考えて対応しているところがすごいと思った」
「患者さんが家に帰ったら終わりではなく、その後の⽣活まで⾒据えて⽀えようとしていることがすごいと思った」
という感想がありました。
実習⽣たちは、医療技術だけでなく、患者さんに寄り添う姿勢そのものからも多くを学んでいました。

「救急や当直で感じた『命を守る現場』の重み」
救急外来でのBLS(⼀次救命処置) 体験や当直体験は、実習⽣たちに強い印象を残しました。
BLS体験では、周囲の安全確認、反応確認、119番通報、呼吸‧ 脈拍の確認、胸⾻圧迫という⼀連の流れを学びました。

「練習の時は、周りに教えてくれる⼈がいたので⼀通りの流れをすることができたが、⽇常の中で⼈が倒れている場⾯に遭遇したら、⾃ら進んで119番通報やAEDを持ってこれるようになりたい」
といった感想があり、命を守る技術の難しさと⼤切さを体感していました。

当直体験では、
「研修医の⽅々は、ニコニコでフレンドリーな印象だった。
患者さんが来て診察や治療を⾏うときには、雰囲気がガラッと変わってとてもかっこいいなと思った」
「⾃分が考えている必要な治療だけをするのではなく、患者さん⾃⾝が気になっているところも要望に答え治療をしていた」
「24時間、患者さんが来ていいように待機してくれるのはとても⼼強いと思った」
など、医療現場の責任の重さと緊張感を実感した様⼦がうかがえました。

「専⾨職の仕事を知る、多職種がつながる現場」
第2クールでは、栄養科‧ 臨床⼯学‧ 検査科‧ 放射線科‧リハビリテーション‧ 薬局など、さまざまな専⾨職の仕事に触れる機会が多くありました。
栄養科では9階の調理室を⾒学し
「厳重な衛⽣管理のもとで調理が⾏われていた」
「⼩児のアレルギー物質の量を測っていた」といった気づきがありました。

臨床工学科では、⼿術室で腹腔鏡の機械の説明を受け、メスと電気メスの違いを学び、透析室の機械を⾒学しました。
検査科では、⼝の粘膜から細菌を採取して顕微鏡で観察したり、エコーを使って頸動脈を観察したりしました。
放射線科では、マンモグラフィーの撮影やレントゲンでの撮影、CT‧ MRI室の⾒学を⾏いました。
リハビリテーション科では、理学療法⼠‧ 作業療法⼠‧ ⾔語聴覚⼠それぞれの役割の違いを学び、
「⿇痺のある患者さんに使う機械では、⽚⽅の⼿を握ると反対側の⼿も動く仕組みを体験し、とても驚いた」という感想がありました。

薬局では調剤体験や吸⼊器の体験を通して、
「調剤体験では、薬を間違えてしまい、何重にもチェックすることの⼤切さを実感した」
「患者さんの吸う⼒に合わせて吸⼊器の種類を使い分けていることを学んだ」といった声がありました。
こうした体験から、
「多くの職種がそれぞれの専⾨性を活かして患者さんを⽀えている」
「⼀つの⽬標に向かって協⼒するチーム医療の⼤切さ」を改めて実感したようです

「もっと知りたい」「もっと関わりたい」
実習の振り返りでは、「今回の⾒学では患者さんと直接話す機会があまりなく、⾃分から積極的にコミュニケーションを取ることが⼗分にできませんでした。もっと⾃分から声をかけて関わることができれば、さらに多くのことを学べたと感じた」といった率直な反省も⾒られました。
その⼀⽅で
「実習で⾒た現場は明るく、スタッフの⽅々が楽しそうに働いている姿が印象的だった」
といった声もあり、各部署の皆さんが実習⽣にとって学びやすい環境をつくってくださったことが伝わってきました。

「将来の⽬標が、よりはっきりとした4.5⽇間」
「医療に関わる仕事への憧れがさらに強くなり、⾃分の夢に少し近づくことができた」
「将来、⾃分も医療従事者の⼀員として、医療に貢献していきたいと思った」
「将来、地域に貢献できる助産師になりたいと改めて思った」
こうした⾔葉からは、今回の体験が単なる⾒学にとどまらず、実習⽣にとって将来につながる⼤切な時間になったことが伝わってきます。
現場で働くスタッフの皆さんの姿が、実習⽣たちの背中を押し、「⾃分もこうなりたい」という思いにつながっていました。

おわりに
実習⽣の発表や振り返りには、実習内容の学びだけでなく、各部署の皆さんへの感謝が数多く記されていました。
「普段体験や⾒学することができないこともたくさん体験することができ、とても濃く、貴重な経験を肌⾝で感じた」
「今回の経験をこれからの学習にも⽣かし、いつか⾃分も医療現場の⼀員として患者さんを⽀えられる⼈になりたい」
その⼀つひとつの⾔葉から、今回の実習が実習⽣たちにとっていかに⼤きな経験であったかがよく分かります。
今回の経験が、彼⼥たちのこれからの進路や学びの⽀えになっていくことと思います。

ご協⼒いただいたスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。







