第55回の救急症例検討会が8月15日に行われました。
今回も3症例と、ミニレクチャーとして水難事故対応についての特別講演をしていただきました。
開会の挨拶は銘苅救急部シニアアドバイザーから
そして、今回も研修医の先生たちが消防の疑問や質問にしっかり答える発表をしてくれました。
先月までER研修をしていた渡名喜先生は
どんな情報が1st.Callで病院はほしいのか、2nd.Callでこのくらいの情報があれば助かるのかを
そして、救急隊の業務から外れることを病院が求めていないか、聞いていないかという質問には
病院の実情、苦悩などについて赤裸々に?情報共有をしていただけました。
検討会後のアンケートでは病院も大変なんですね、こういう機会で情報交換できてよかったという
お互いを知る、わかることができたことに共感的なご意見をたくさんいただくことができました。
喜屋武先生は暑熱環境でたおれており、重症熱中症を併発していたくも膜下出血の傷病者について
熱中症に伴う意識障害でいいのか
意識障害があって環境要素から熱中症を併発した内因性疾患を考えるべきポイントを
昨年改定された熱中症診療ガイドラインに基づいてプレゼンテーションをしてくれました。
佐喜眞先生は、低体温のせいか、ショックのせいかは判断できないが、皮膚の冷感湿潤所見があり
ショックと判断して搬送された頭蓋内出血患者のバイタルの変化をどう考えると理解できるか
どんな症状が、こんな理屈、病態で起こるんだということをわかりやすく説明してくれました。
今回の症例検討会の参加人数は、院外66名、院内30名の
なんと96名!!
ここ数回、開催時間を試行錯誤してきましたが、この17時〜19時開催がいい気がしました。
消防と消防だけでなく、病院と消防がお互いに顔を合わせ、課題や問題を話し合えるこの機会を
これからも大事にしていきたいと思いました。
ご参加いただいた皆さん、開催をお手伝いいただいたみなさん
ご協力、ありがとうございました〜〜