首都直下地震など、首都・東京に大規模災害が発生した際の対応拠点として、
立川市には「東京都防災センター」「多摩広域防災倉庫」「内閣府災害対策本部予備施設」など、重要な防災機能が集積しています。
これまでは、「国立病院機構DMAT事務局」が立川にあったため、災害医療センターの近くに足を運ぶ機会も多くありましたが、今年度よりDMAT事務局の所属が「国立健康危機管理研究機構(JIHS)」に移行したことにより、立川に行く機会が減っていました。
そんな中、今回は都道府県災害急性期対応研修の講師としてお手伝い・勉強させていただく機会があり、久しぶりに立川を訪れました。
はじめて災害対応について行政職員のみなさんにとっては
「え、うちの県はこんなこともできていないの?」
「九州・沖縄でLocal DMATをもっていないのは沖縄だけになるの?」
地域ごとの災害対応体制の差に気づかされる場面も多くありました。
インストラクターとして参加しましたが、自分自身も多くの学びがありました。
とくに印象的だったのは、災害医療の本質について再認識させられたことです。
災害医療の本質とは
情報や業務が過多になり医療が逼迫する中で、
いかに今ある資源で最善を尽くせる体制をつくるかということと
そう言われると、
深い、確かに、なるほどね
やっとDMATがコロナ対応を手伝ったことに整合性、必要性が腑に落ちました。
やっぱり現地で、災害対応をした先生たちからお話が聞けることが
病院に、地域に還元するために非常に貴重な学びとなりますね!!
この経験をしっかりと共有し、今後の体制整備・教育に活かしていきたいと思います!