今年も東部消防組合さんとのドクターカー連携訓練を行うことができました。
コロナ禍で2年間の中断はありましたが、2017年からなのでもう6回目の訓練
ようやく、ようやくですが、
ドクターカーが現場でどんな活動をするとよいのか
病院救命士はどんな役割をはたすと効率的なのか
救護所では、どんな配置で傷病者管理をするとよいのかなど
結果?正解の形?が、お互いにわかってきた気がします。
それは、間違い無くこの訓練が、救急隊とドクターカーとの連携訓練というだけでなく
救助隊や指揮隊、ポンプ隊のみなさんにも参加していただき、
3日間、3警備のみなさんと行っていることで顔が見える以上の
名前で呼べる密な関係から、連携を強固にする機会が継続的に行えているからだと思います。
病院としても、救急部門(ER)としても、この訓練は組織を本当に成長させてくれました。
とくに
現場を把握、評価して、活動方針を共有し、明確な指示のもとで活動することや
評価や処置、安定化、搬送する優先度をつけるトリアージや、
外傷診療の標準化などもすすみ、ほんとうに当院ERのレベルはあがっていることを感じられました。
またどんなに混乱した現場であっても、傷病者、患者さんのこと、ご家族のことを考えた看護や
他院へ搬送する場合にタグの記載が不十分とならないいように気をつけることなど
通常の、日常のER診療に直結するさまざまなことが勉強になっています。
そして顔が見える、名前で呼べる、本音で話し合える機会としての
訓練終了後の反省会も再開され、熱い話をたくさん聞くことができました。
やっぱり最高です!
さあ沖縄にも、ハートライフにも本格的な夏がやってきました!!
これからも密な連携をどうぞよろしくお願いいたします。