オリンピックの医務室で勤務し、わかったコロナ対応があります。
選手や関係者のみなさんは、毎日PCRです。
たしかに、PCRの感度は100%ではありません。絶対ではありません。
ただ、感度70%の検査だとして、偽陰性が2日続けて出る可能性は 0.3×0.3=0.09 の9%
3日間陰性がでれば、偽陰性(ほんとはコロナなのに陰性とでる可能性)は 2.7%
さらに4日間陰性がでれば、偽陰性の可能性は、0.81%と1%以下にすることができます。
また、毎日陰性を確認していれば、新しいことをしなければ陽性になるはずがない、
と感染対策に自信が持ててくる意味でも、
毎日PCRというのは、とっても有効だと思いました。
そして、当たり前のようにPCRをしていれば、検査への抵抗もなくなります。
そして、報道でもある通り無観客
常日頃から感染対策をしている自分たち医療者もPCRを受け、陰性を確認します。
ボランティアやスタッフの食事をとる場所もありはしますが、このとおり感染対策をし
でも、よく考えたら
選手の皆さんは絶対にコロナにならなように、とってもとっても努力をしてここに来ています。
当然、選手を支える監督や、コーチも、
もしコロナ陽性になったら大事な選手生命を断ってしまうことを考えれば
自分たち、医療者よりも
もっともっと厳密に、絶対にコロナをもらわないように努力をしているんだろうな
ということに気付かされました。
アスリートの皆さん、感動をありがとうございます。
アスリートを支える皆さん、本当にありがとうございます。