大阪万博の開幕2日目に、なんと東口、あの有名な大屋根リングの直前のポップアップステージで
全国の子どもメディカルラリーの主催者やスタッフを中心に子どもメディカルラリーを実施
当院からも2名のスタッフが参加、活動をさせていただきました。
わざわざ世界中から万博にきた人たちが、心肺蘇生法(胸骨圧迫)を体験してくれるかなぁ
と当日朝まで、始まるまで、非常に、非常に不安でしたが、
千里救命救急センターで子どもメディカルラリーを立ち上げた大阪の名物消防士さんの名MCや
全国各地で子どもたちを元気づけ、命の大事さを伝える熱い気持ちをもったスタッフの掛け声
すこしでも興味をもってもらおうと、会場に向かう皆さんに声をかけるスタッフの協力もあり
気づけば、なんと6時間で650名を越えるみなさんに
命の大切さ、人を助ける心肺蘇生の重要性などを体験してもらうことができました。
そして、この子どもを中心に、大人をまきこむ心肺蘇生の取り組みを広げる活動については
日本も(大阪も)
世界も関係ない
蘇生するのに、タスケテを助けるのに言葉の壁もないんだということを感じることができました。
大丈夫だよ一緒にやろう! じゃあ、ゲームだけでもやっていく?と
小さいお子さんにはゲーム形式とすることで楽しんで蘇生を勉強してもらったり
しっかりとした心肺蘇生、真剣に胸骨圧迫する姿を子供さんに背中を見せるお父さんの姿や
修学旅行にきていた中学生同士がもういちど、やらせてもらっていいですかと戻ってきてくれたりと
いままでは、しっかり質を確保した指導をするということに力を入れていましたが、
短い時間でも、広く浅くても、たくさんのみなさんに楽しみながら救命講習をしてもらう
きっかけをつくってあげることの大事さを身を持って勉強させていただきました。
6時間で650名ということは、1時間で100名以上の皆さんに心肺蘇生のきっかけを作る
そんな機会、いままでの救急フェア、子どもラリーではできなかったことです。
楽しみながら蘇生教育をひろめること、周りをまきこむ方法など、本当にいい勉強になりました。
これからもっと、全国でこのこどもメディカルラリーは広がっていくものと思っています。
今回は貴重な機会を頂き、ほんとうにありがとうございました〜〜