ロープレスキューの沖縄競技会(ASTRO CUP)でお手伝いした医療ステージでは
木を伐採・剪定中に蜂に刺されて転落
苦しい・・痛い・・
終わる・・このまま助けが来なければ、
死ぬ、かもしれない・・と思う
「間違いなく絶望しかない」状況設定
10分、15分・・限界かという状況で
救助隊が現場に到着
「誰かいますか〜」「大丈夫ですか〜〜」
「助けて・・」と言いたいが大きな声が出せない・・そんな状況下
ロープを使って救助隊員が、傷病者に接触してみると
全身に発疹があり、呼吸が苦しいと横(仰臥位)になれないショック状態
「助けなければ、絶対!!」という状況
指令センターからの要請で5分後にドクターカーが到着するという情報が・・
リーダーはハーネスなどの使い方を知らない医師を崖下に投入するのか
救助後に医療活動をさせるのか、救助前に医療をさせるのか、決断を迫られます
また、現場に投入した場合に、崖下から上げるのは医師が先か、傷病者が先か
たくさんの考えさせられるポイントがありました。
今回の参加は県内消防の11チーム
チームによって活動方針は様々
リーダーの指示、情報共有、活動方針の共有など、本当に勉強になりました。
競技のための救出救助ではなく、救命・社会復帰を考えた救助活動ができているか
救助後すみやかに病院に搬送するため、病態を安定化する活動をさせているか
など、医療班としての目線を、競技会に加えさせていただきました。
救助者の目的はひとつ!
絶望から希望へ
救命から社会復帰へ
やるべきことは明確です。
ちゃんと助ける活動をチームで共有して行うこと
ということを何度も何度も繰り返し感じさせていただきました。
本当に勉強になりました。
お招きいただきありがとうございました〜〜