2024年の大規模地震時医療活動訓練(いわゆる政府訓練)2024が終わりました。
今回は首都直下型地震の想定
ハートライフ病院DMATは東京都の活動拠点本部へ
DMATロジスティックチームで活動した3名はそれぞれ別々の場所で訓練コントローラーとして
千葉県や神奈川県の災害拠点病院で訓練の全体像を把握しながら、誘導、調整を行いました。
そして国の訓練であることから、実際の自衛隊機も空路搬送目的に被災地内を飛び
実災害時に備えた活動を、時間をはかりながら行うことでたくさんの経験・データを得られました。
また、病院の中で並行して行われている院内災害訓練も横から拝見し
当院での訓練にも活用できるものがないかをしっかり勉強させていただきました。
訓練に参加するのも大変大掛かりなものではありますが
能登半島地震で経験した課題を、活動できなかったDMATのみなさんにもしっかり伝えるため
訓練コントローラーや指定プレイヤーのみなさんは、随分前から念入りに企画調整をしていました。
それでもなかなか、なかなか思う通りにできないのは
実災害ならもっともっと調整に時間がかかる、大変なミッションだということだと思います。
訓練でできないことは、実災害では間違いなくできません。
訓練を繰り返し、精度と練度を上げていくことが、この国の災害対応には必要です。
もっともっとがんばっていかないと、です。