当院近隣の与那原町東浜を主会場として、9年ぶりに
九州各県持ち回りの緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練が今年は沖縄県で開催されました。
普段は見たことがないほどのたくさんの消防車、緊急車両が九州のあちこちから集結
派手な倒壊現場、事故現場なども作られた会場では、
現場救護所や、傷病者集積場所、瓦礫の下などでDMATが活動
したことだと思います。
というのも、ハートライフ病院が今回の連携訓練で担当したのは、
主会場から地域の病院に搬送しきれない患者、傷病者を
県外の医療機関へ搬送するためのSCU(SCU: Staging Care Unit)
今回は、陸上自衛隊基地内に設置されたという設定で、朝からSCU指揮所の立ち上げから行い
自衛隊機などで搬送されてくる傷病者や避難されてきた方たちを
受付し、トリアージして、診療エリアに傷病者を案内
救護所(テント内)で、長距離搬送に耐えられるような安定化処置、治療を追加
医療搬送カルテなどを作成し、
診療部門リーダーのところで、搬送の優先度などを決めてもらい
SCU指揮所では、搬送先と搬送手段の確保
現状分析と課題の抽出、活動方針の見直し、共有などを行い
被災地外の医療機関、地域へ搬送をする「広域医療搬送」や
ドクターヘリや救急車などの
「地域医療搬送」で、適切な医療を受けられる場所へ傷病者を搬出
搬出先や、県の調整本部、DMAT活動拠点本部などで、
どの傷病者がどこに、どの輸送手段で搬送されたかを
EMISのMATTSという機能を用いて、登録する訓練なども
DMATインストを目指すタスクを中心に、しっかりと行いました。
訓練でできないことが、実践でできるはずはありません。
コロナで止まってしまっていた実動訓練もようやく再開
忘れかけていましたよ〜というDMATのみなさんとも一緒に勉強
どこのチームがこの搬送拠点(SCU)を担当しても
しっかりとした医療が提供できるようにこれからも頑張っていきましょうね〜!!