第46回救急症例検討会

第46回救急症例検討会

4ヶ月ぶりに救急症例検討会が行われました。

ご希望があり、今回もWEB併用のハイブリッド開催となりました。

現地 70 、WEB 85 の、合計 155 の皆さんに参加いただけました。

今回も消防側の発表、病院からの発表、ディスカッションの組み合わせで各症例30分を検討

病院からはER研修の一環として「伝えるスライド」「伝わるプレゼンテーション」をしてもらっています。

Sきぐち先生は

「数日前から意識障害をきたしていたかもしれないショック患者」

「精神疾患も疑うが、身体疾患の可能性も十分考えられるときどうしたらよいか」を

近隣の精神科病院でどんな検査ができるのか、できないのかということを調べ、報告をさせて頂きました。

アンケートでも

「精神科領域の医療機関選定は、毎回悩みます。」
「参考にさせていただきます。」「勉強になりました。」「非常に勉強になりました。」
「精神科と身体合併、気になる項目でしたので、ありがとうございます!」
「精神疾患に対する考え方や認識が深まりました。」
「病院選定に考えさせられる症例で勉強になりました。」

と非常に好評な発表だったことがわかりました。

それだけでなく

「その状況に陥った背景を考えて活動していきたいと思いました。」
「大変な現場だったと思います。お疲れ様でした。」
「初期接触時に精神疾患の有無など、広い視点でみることの大切さを改めて学べた。」
「精神科救急は難しいが今後も色んな事案を通じて継続して検証していきたい。」

など、病院から消防に伝えるだけでなく、

消防の発表から病院が、ERが、ドクターカー活動での学びにつながっていることがわかります。

Sんがき先生は

ドクターカーが何ができるか、何をしたか、それが救急患者さんの予後をどうさせたか

ということをわかりやすく、説明してくれました。

こちらも

「大動脈解離を疑う所見や、研修医の方の説明がわかりやすかった。」
「病態生理が凄くわかりやすく、医師の視点を深く学べた。さらに時間との勝負なため、正確でスピードのある対応と連携が重要と感じた。」

 

「難しい症例だったと思います。 色々と勉強になりました。」
「様々な可能性を否定せず観察することが大事だと思いました。」
「発生概要から安易に考えると見落としがあるということを改めて気づけたし、解離の病態生理や疑うポイントなど学べることができ良かったです。」

「早期のドクターカー連携で救命出来た症例だと感じました。また救急隊だけでも大動脈解離を疑える様な観察力をつけたいと感じました。」

などなど、たくさんのご意見をいただけました。

E藤先生は、

当院が非常に得意としているECMOを使った心肺蘇生(ECPR)について

DCで活動を開始するからこその体外循環確立までの時間が短縮でき、蘇生に成功できる要因について

わかりやすく説明をしてくれました。

 

「ドクターカーの早期要請が蘇生に繋がった素晴らしい症例だと感じました。」
「ECPR、立ち上げ時間や適応症例が知れてよかったです。」
「救命の可能性を伝える連絡方法やECMOを動かし始めたくなる伝え方、目撃あり、ADL良好など勉強になりました。」
「難治性のVFで救命出来なかった経験が数件あり、難しいと感じてたのですがこのようなドクターカー連携で救命出来た症例発表をきくことでECPRが早期に使用できる医療機関へ必要な情報を素早く伝えることが大事であると感じました。」

など、当院の活動・実績だけでなく、

ECMOを用いた心肺蘇生(ECPR)でのドクターカーの有用性についても伝わったと感じています。

また 他にも

「とても勉強になりました!勉強会を通して救急の知識も増えていくので今後も積極的に勉強に参加したいと思いました!」

「次回の勉強会にも参加したいと思いました!皆さんの症例で学ぶことや気づくことがたくさんあったので、今日、得た知識を住民サービス向上へ繋げられるように現場で活かせるようにします!」
「いつもとても勉強になっています。 雰囲気もよく、また参加したいです! ありがとうございました!」
「実際に対応した患者の救急隊接触時の状態や、救急隊の対応について具体的に知ることができいい機会だった。また、病態生理や医師の診断の視点まで知ることができ非常に勉強になった。発表会を通して、他職種や地域医療はチームで連携していることを感じることができモチベーションに繋がった。」

 

当院の救急症例検討会について、たくさんのお褒めの言葉もいただけました。

満足はしていません。

まだまだ改善すべき場所はいろいろあることも振り返りました。

 

いままでよりももっともっとよい検討会、

地域医療を展開していくためにこれからもご協力、よろしくおねがいしますね〜〜

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