新しくなった東部消防組合消防本部で3年ぶりに行われた
東部消防・ハートライフドクターカー連携訓練に参加してきました。
この訓練は日頃、ERやドクターカーの現場で協同で活動することの多い救急隊とだけでなく
普段はなかなか顔を合わせてお話する機会が少ない
消防や救助のみなさんとも一緒に活動、お互いの役割、活動できる範囲などを確認できる
病院にとっても、消防にとっても、非常に意味、意義の多い貴重な訓練ですが、
コロナ禍で3年休止されていました。
ですが、コロナだけ、通常救急だけ対応、準備していては、
いざ多数傷病者、テロ対応事案などで、連携が機能するかといわれると
毎年毎年入れ替わりがある救急隊員や、病院看護師も多く、危ういのが現状です。
今回は、CBRNE災害、それもC: Chemical(化学剤)を使用された多数傷病者事案
ということで、乾的除染だけでなく、水除染をおこなう除染テントまで立ち上げる
参加消防職員だけで、実働と運営で60名を超える大掛かりな訓練が行われました。
訓練には当院からも
ドクターカーに通常乗ることの多い医師・Dr.Car看護師・救命士に加え
ER研修中のAいだ先生も、汗だくになりながら参加、活動をしてきました。
準備をせずに災害に備えることは、失敗の準備をしているのと同じ!
訓練でできないことが、実対応でできるはずがありません。
訓練を通して、いろいろな、いろいろな反省、課題が浮き彫りになりました。
この反省、課題をどう修正し、どう運用していくか、改善していくかが
これからの自分たち組織の成長に繋がります。
そして自分たちのことだけではありません。
この訓練を準備してくれた消防職員
事前練習、訓練評価、動画で記録をしてくれた病院職員
訓練中、ERを守ってくれた医師・看護師のみなさんの支えがあっての訓練参加です。
たくさんの方に支えられての訓練参加
しっかりと病院に還元していかないと、です。