令和2年熊本豪雨災害に沖縄DMATとして被災地支援に行ってきました。
指定された活動拠点本部へ参集し指示された仕事は、避難所を支援する指揮所でした。
4年前の熊本地震の時には、被災地で「次の指示があるまで待機」と指示される側でしたが、
今回は、支援に来ていただいいたDMATのみなさんと協力をしながら、避難所の状況を確認し
問題があれば、解決策を提示、支援を行う本部側のミッションを担当しました。
現状を把握し、問題点を抽出する
ために、それまで同じ活動を担当していたDMATから情報を収集
被災の大きな地域の把握、避難所で生活されている方たちの状況を把握
避難所、被災地の新たな問題点、見落とされている問題点を抽出し
DMAT以外の組織とも連携、情報共有し翌朝から効率的に活動するために
夜のうちで活動方針を決定する
電話での聞き取り調査ではわからない被災地、避難所の状況把握には実際にDMATを派遣すると
解決すべきいろいろなこともありました。
電気がないところ、水がたりないところだけでなく
固定電話が通じない、携帯電話も通じないところでは、
連日雨が降り続いている限り、雲も明けないため、衛星電話ですら使うことができません。
困ったことが起きたとしても連絡する手段がないという大きな問題も知ることができました。
今回の水害、被災地に行って感じたことはたくさんあります。
実際に目で見て、豪雨災害、土砂災害の恐ろしさを体感し
被災した皆さんの恐怖を、復興までの長い道のりを
地元の医療、保健にしっかり引き継げるまで
継続的に支援をしていく必要性を痛感させられました。
まだまだ、道半ばではありますが、
5日間の熊本支援を終え、チーム内でもたくさんの意見の食い違いや思うところがありました。
病院で待つ、サポートしてくれた皆さんにこの経験を還元し、
院内の、県内の災害対応に活かし、準備をしていかなければなりません。
次は沖縄かもしれません。
しっかりと準備をすすめていくために
今回の活動を振り返り、検証していきましょう。
病院に戻ってもたくさんの仕事が待っています。
びっくりするくらい、休む暇はありません。
気を抜くなってことでしょうね!
さぁ、まだまだ、がんばっていきましょうね!