DMATロジスティックチーム研修

DMATロジスティックチーム研修

2019年もあと数日

8月の九州北部豪雨災害、9月の台風15号、19号による水害、停電など

たくさんの災害が起き、DMATとしてよりも、

DMATのロジスティックチームとして各地域でのサポートする活動が行われた年でもありました。

このロジスティックチームというのは、DMATの業務調整員(ロジスティクス)なら誰でもはいれる

というわけではなく、地域で訓練などを主導しているDMATのインストラクター、タスクで、

毎年冬に行われるDMATロジスティクスチーム隊員養成研修(理論習熟編)と

春に行われる応用編を受講し、ロジスティックチームとしての活動を理解する必要があります。

毎年、クリスマス、忘年会時期に行われるため、なかなか受講できませんでしたが、

ようやく受講することができました。

北は北海道から南は沖縄まで、全国から300名を越えるDMATのインストラクターが集まり

同じテーブルで災害対応についてディスカッションを行える今回の研修は、本当になるほど!

と思わせていただける議論が2日間、みっちり行えたこと、

DHCoS(Damaged Hospital Continuation Support)シミュレーションは、こんなに難しいんだ

と理解させていただきました。

初日の夜には、国訓練などで訓練を主導した全国のDMATインストラクターのみなさんや

実災害対応を行ったロジチームのみなさんと情報交換をさせていただき、今まで以上に

顔の見える関係を構築することができました。

「あれ、先生、今回の豪雨災害、DMATで出動しないんですか?」

「あれ、千葉の停電、断水、大変そうですけど、インストなのに支援行かないんですか?」

と言われ続けてきましたが、

今回の濃厚な二日間の研修を終え、応用編に加え、今回の理論習熟編に参加したことで

沖縄県で3人目?二人目?のロジスティックチーム隊員として登録をさせていただけることになり

次の災害からは、支援に入ることできるようになりました。

こんなワッペンなんか、なくても・・・とやせ我慢をしていましたが、

年末の忙しい時期、クリスマスで街の皆さんが盛り上がる中

信じられないほどの人が行き交う東京、苦しくなるほどの満員電車に揺られながらの二日間勉強し、

厚生労働省DMAT事務局の近藤久禎次長よりこのワッペンをいただけたときには

やっぱりだいぶ、嬉しかったです。

ただ、今回の研修を受講したから一人前というわけでは当然ありません。

スタートラインにたっただけです。

研修を通して、訓練を繰り返し、実災害対応を悩みながら行い

自分たちの住む街で、災害が起きてしまうときには、後悔のない災害対応ができるよう

これからも頑張っていきたいと思います。

2019年、今年もみなさんお疲れさまでした。

2020年は、災害のない、平和で安寧な一年になりますように

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