今年も福井大学の総合診療部 林寛之先生による特別講演が行われました。
林先生といえば、北米型ER、笑いのたえない救急診療で有名なのですが、
今年のテーマは
なんと
「緩和救急」
院内が87名、院外から26名で 113名のみなさんが参加されました。
救急なのに緩和、緩和なのに救急?
いったいどんなお話になるのかと思いましたが、
さすがです。
あっというまにたくさんの職員、聴衆の視線を集め
あっという間に、講演に引き込んでいくプレゼンテーション
暗くなりがちな、知ってはいるけど、
できるだけかかわらないようにしていたテーマでしたが
どうやって死ぬか、ではなく、どう生きるか、ということを
さすが圧巻の林先生のプレゼンテーション、すばらしい講演でした。
「資料をください」と言われることはあるのですが、
資料を読んでもこの感動は、このじーんとくる想いは伝えられません。
昔、CDを買えば何回でも聞けるのに
なんで一回しか聞けない、見れない音楽のライブに
みんな行くんだろうと思っていましたが、
今回の講演を聞き、いままでの講演を思い出し、
そうか、生で聞くから響くんだ、
その場にいて、同じ熱量で聞くから伝わるんだ、
ということを実感させて頂きました。
自分が年をとったからか、林先生の講演がますますすごくなったからか
はわかりませんが、今回の「緩和救急」というテーマも
とても勉強になりました。
本当にありがとうございました。
またこれからもよろしくお願いいたします。