表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

勉強会報告 銀杏会の巻

4月24日ちばなクリニックで銀杏会が開催されました。

銀杏会・・・いったい何ぞや?

胃腸の勉強会→胃腸会 つまり「銀杏会」ってことですね。

 

本日の前半レクチャーはハートライフ病院の弘〇さん。

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ここはハートライフ消化器グループのお家芸の“胃透視”なんですが、銀杏会は各病院の胃透視に精通した諸先輩方々がたくさん来られているので、さすがの弘〇さんもかなり緊張気味

おまけに数日前からの風邪のおかげで喉の調子もイマイチ…
いつもの可愛い声ではなく、渋いドスの利いた低音ボイスで喋っていました

まっ大先輩たちは高音が聞き取りにくいので、ちょうどいいのかな~。
かく言う私も最近は聴力検査のピィーーーとかプゥーーーの音が聞き取りづらくなっております…ハイ。
検診の聴検でも小さくなっていく音に息を殺しながら集中して、最後は姑息にも勘を頼りにボタンを押す始末(笑)

 それはさて置き…
テーマは、どどーんと胃がん ~陥凹病変・組織型について~

ここで事細かく書き出すと読者が一気に減りますので、さらっと要は、分化型、未分化型、そしてがんの深さそして転移と言った、それはそれは解り易い内容でした。

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しかしレクチャー終了の後、質疑応答では先輩達からあれやこれや指摘が・・・
真剣に聞いてもらったからこそ出来る・・・温かい指摘。いろんな先輩たちからご教授してもらいました。勉強にゴールなど無い。まさに切磋琢磨を感じた事でしょう。

こうして弘○さんの知識も増えて、実りある収穫が出来た事でしょう。
長い45分のレクチャーお疲れさまでした

 

 

そのあと後半はUGIフイルムを見ながらの読影勉強会

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ハートライフ病院の宮〇部長の司会で、ディスカッション方式にキャッチボールしながらUGIの写真から、良性なのか悪性なのか、もし悪性なら分類と深達度は何か?と読み解いていくものなのです

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ところがこれって見る主観によって良性にも悪性にも見えたりするわけなんです

自分の中で的確にⅡc+Ⅱaの分化型腺癌で深達度は粘膜下層だろうって読み切っている猛者もおれば、がん?潰瘍? えっと???と頭の中でいろんな答えが葛藤している方々もおられるわけです。

でもこれって間違いを繰り返して学習して、その積み重ねで読影が上達するもんだと思うんですよね。

 

いろんな病院の技師の読影をする中、いよいよハートライフ病院の千〇さんが颯爽と読影に挑戦

今回は比較的珍しい胃体上部の進行がんが3症例呈示されていました。

胃体上部病変はかなり高度な読影力がないと答えにたどり着かないです

…ってことで皆さん大苦戦

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例に漏れず千〇さんもなかなかの苦戦

後ろから視線を気にしつつ、他の技師の答えに左右されつつ

脳が熱を持つぐらいハイパワーで回転させて、過去に見た症例を引っ張り出して、照らし合わせて答えていました。

千〇さんが何と答えたかさっぱり覚えていませんがお疲れさまでした

 

最近は皆さんこの銀杏会が奏功しているか、読影力が付いてきたようで暴投に近い的外れは減り、ビシッとストライクも増えてきております。

 

これからも月1回の銀杏会を盛り立てて胃腸の勉強に頑張りたいと思います

全ては県民の健康を守るため、そしてがんの早期発見を目指すため

 

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