今年の多数傷病者対応、災害訓練(実動訓練)が行われました。

今年はランサムウェアで電子カルテが使用できない状況下での局地災害想定

きちんと医事会計、請求ができる災害カルテ、検査伝票になっているかのBCP確認も兼ねていました。

やった体で、をなしにする。

本部でも、「じゃあ、この患者は手術室へ」「県立病院に転院を調整して」と言われても
神声で「輸血必要ですか?血型、不規則抗体調べました?」
「名前と生年月日、バイタルを教えてもらっていいですか?」など通常の転院と同様の負荷を

診療統括、診療指揮での情報収集も毎年訓練をすることでロジ業務の質が向上

当然、赤エリアの診療も

数少ない医師による診療は、普段ICUで活躍する特定看護師がしっかりサポート

また医師、看護師だけではできない業務を地域連携室のスタッフや、放射線技師、臨床工学技士が協力

黄色エリアでは、重症化を予防する医療を行いながら、
バイタルが重症化した傷病者を赤エリアに移動させたり

緑エリアには、実際に日本語がわからない外国人傷病者や、携帯電話をなくしたと騒ぐ傷病者

自分の家族はどこに行ったの? もう助からないの? なんとかしてよと
救命、蘇生継続を強く希望する家族の思いを演じてもらったりと

実際にあり得る看護力が試される想定がたくさん組み込みまれていました。

訓練途中で、それぞれのエリアリーダーを集めて情報収集をし

現状分析と活動方針を災害対策本部要員を中心に作成し、共有することができました。

こんなのあり得ない、がない想定
いろいろな災害現場に対応してきた当院のDMAT、ドクターカースタッフがつくるからこそ

ありえないは、ありえない
すべての災害、多数傷病者対応では、想定を越える問題がおきるものです
ということを実際に経験してもらい、できたこともふえましたが、新たな課題も見えてきました。
でも、それでいいんです。
つねに僕たちハートライフ病院の災害対応は進化していきます。
実災害に備えよ!! 常に!!
より高いレベルへ、あげていきましょう!!







