もう一度被災地で活動する機会を頂き、能登へ行ってきました。
2度目の派遣であり、病院に、職場に迷惑をかけてしまう
でも、今の自分ならきっと被災地の力になれる
行くか、行かないかとっても、とっても悩みましたが、
いままでどれだけ、なんのために訓練に行っていたの?
こういう時のために訓練も研修にも行ってたんでしょ!
困っている人たちがいるんでしょ、そこで力になれるんだったら行っておいで!
そう言っていただいた家族や職場のみなさんの声に背中を押してもらえました。
被災地の状況確認をしに海の近くにいる時に、震度4の直撃を経験、
かなり強い縦揺れとやばい、津波が来るかもしれない、どっちに逃げれば?
ひょっとして・・・という、
被災者のみなさんの恐怖や不安な気持ちをちょっとだけですが、わかった気がしました。
今回の活動は、亜急性期から慢性期にかけての時相(phase)
DMATの活動を、被災地のみなさんに持続可能な形で移譲していくという
今まで見ていた景色とはだいぶ違う被災地の支援活動をさせて頂きました。
人の力って自然の力にくらべるとほんとに無力だなぁとがっかりさせられることも多かったですが、
先生、無力ではなく、微力だけど間違いなく力になれると言ってくれた仲間の言葉が響きました。
他にも穏やかな能登の海をみながら、いろいろ考えさせられることがありました。
考える、振り返る時間も今回はありました。
そして、空を見上げると、天の川もくっきり見えるほどの満天の星空が広がっていました。
いままでもそこにあったのに、見てなかった、見えていなかったいろいろなことに気付かされました。
あたりまえと思っていたことに感謝することの大事さも感じさせて頂いた派遣となりました。
派遣を許していただいた病院のみなさん、本当にありがとうございました。
この派遣の経験は、病院のみなさんだけでなく、
地域のみなさんにもしっかり還元して行きたいと思います。