今年も消防学校に呼んでいただき、これから救急隊として活動する救急科のみなさんに
講義をする機会をいただきました。
今年も、5コマ
循環器専門医として得意分野でもある「胸痛」と「動悸」
救急科専門医として日常対応している「吐血」「喀血」「下血」
そして、総論を理解できるように実際の救急現場を模した
「救急現場活動」について、受講生参加型で講義を行いました。
あてられるのって嫌かな〜?とも思いながら
でも、緊張感がないと眠くなっちゃうし、積極的に参加を誘導するために
「どうする?」「どう考える?」「こう考える!!」を繰り返すパターン
でも、自由意見の結果をみると、参加型でよかったとのご意見が多かったのは
最近の学生さん?若い人たちへの講義は、この形式がよいのかもしれません。
修正、改善すべき点の記載も、毎年ちょっとずつ減ってきた気がします。
プリント、ハンドアウト、事後資料の配布の仕方などもこの形がいい気がしてきました。
そして、最後には
「なんで消防の現場に行こうと思ったの?」
「救急の現場にでるってことだけでなく、平時から地域のこまった人を助けるための活動を」
ということを問いかける動画では、みなさんの気持ちを確かめることができた、気がします。
地域の「助けて」を「助ける」ためには
病院の中の、医者、看護師さんたちへの教育だけでは不十分で、
実際に現場にでていく頻度の多い消防の皆さんの得意を作ること
これも、救急医の仕事です。
これからのみなさんの活動、成長を期待していますよ!!
よろしくおねがいします。