多数傷病者連携訓練2日目

多数傷病者連携訓練2日目

昨日の訓練で、各消防、本気になってくれました。

予定で参加されるはずの新任隊長クラスから、

現場で活動経験の多い救急隊長に参加者が変更となり

さすが!の活動となりました。

二日目は、島尻消防、中北消防、東部消防さんにご参加頂きました。

雨の中、昨日同様の行ってみたら複数傷病者事案が発覚

消防指令センターに支援要請、ドクターカー現場派遣要請

現場で唯一、話ができる傷病者から、事故の概要、傷病者数情報を収集、現場情報を確認

現場指揮と傷病者集積場、搬出経路を現場にはいる前から設定するというさすがの活動方針。

さらに現場隊長が「ぐるり一周」をし、いままで気づかれなかった傷病者も発見し追加支援を要請!

狭隘な現場で医療を提供するのではなく

最低限必要な評価、処置を行いながら、すみやかに傷病者を安全な場所に救出。

最初に全身評価が必要な傷病者を選ぶためのトリアージをする。

初期評価が終わり、医療介入が必要な傷病者を選ぶためのトリアージを追加する。

これまでできていなかった想定の最後の段階

指揮隊長と医療班のリーダーが相談し、

傷病者を搬出(搬送)するためのトリアージ(優先度)を決定する。

までが、いままでと同じ時間内でできました。

また、ドクターカーが現場に来たことで、使いやすいように医療資機材を準備

通行人や一般の方からの視線を避け、搬入・搬出経路、ベッド番号も設定し

整然と必要な医療行為が行え、傷病者を搬送まで待機させる救護所が設置、運営され

(かなりの雨が降ってことと車両を訓練上、動かすことができなかったので、ちょっと狭い場所となってしまいましたが)

緊急度の高い患者へ適切な医療介入を行い

重症度の高い患者から根本治療が可能な医療機関へ、適切な順序で搬送する。

あたりまえの医療が、病院前でもあたりまえに提供できることを証明できたのではないかと思います。

すべての傷病者が安全に救護所まで搬送され、病院への搬送待機状態までできたことは

現場で活動、CSRM(狭隘空間における救助・救急・医療活動)でも活躍している

沖縄県の救急隊のレベルはさすが!! というか本当に勉強になりました。

 

訓練終了後のER研修中の Kみやま先生のこの笑顔をみると、

達成感、充実感が伝わるのではないでしょうか!

 

いい勉強になりました。ありがとうございました。

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