多数傷病者の発生する事案に、
ドクターカーが消防・救助・救急隊と連携する合同訓練が今年も行われました。
この訓練も3年目
ドクターカーが現場に来ることで何が変わるのか、
きてもらった医師・看護師をどう利用するのが正解なのか、
お互いにわからず、ただできなかった・・
という後悔ばかりが残った1年目の訓練
ドクターカーはもっと現場で活用できる!
現場に医師・看護師が来ることで、ただ何もせず、
いそいで病院に連れて行くだけが正解ではなく、
安定化させながら搬送ができる、
搬送中の急変、死亡をゼロにするためにもドクターカーは活用できるんです、
もっとドクターカーを使ってくださいということを伝えた2年目の訓練
そして、救急現場での事案にも何度も一緒に活動するようになった3年目
病院救命士も2名体制、ドクターカーも2台体制となって初の実動訓練
ドクターカーに乗ってくる医師・看護師をどこに使うか、何をさせるか、
安定化させながら現場を離脱させることを救急隊長が理解し、
現場を統括する指揮隊長が把握するという形式も整い、
現場で医療を行う、ではなく、現場から医療を始める、ことの重要性、利点を、
消防・救助・救急隊のみなさんと共有することができた
と感じられる訓練でした。
ただ、まだまだです。
まだまだ、できることがドクターカーにはたくさんあります。
訓練終了後の情報交換会も、いつも以上に熱い会となり、現場から医療を、
蘇生だけではない、
ショック対応だけでもない、
疼痛管理や家族看護などまだまだできることがある、
もっとできることがあるということを共有できたのではないかと思います。
消防とのこの深い連携は、きっとこれからの実災害、
実働でいきてくるものと確信しています。
ちゃんと助ける救急
もっと救けるドクターカー
病院で待っているだけでは助からない命と心を救っていけるよう
これからも地域に根ざした救急医療体制を発展させていきたいと考えています。
これからもよろしくおねがいしますね~