表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

そして父になる

映画を見に行きたかったのですが、途中で呼び出しがあると最後まで見られないことがあるので、小説の方を読ませていただきました。
そして父になる
「泣きました・・」
そして同じ年頃の子どもを持つ親として
「考えさせられました」
でも、こう、締め切りが迫ってくると違う事をやりたくなるのは
スライド10
学生時代の試験前に限って家の掃除がしたくなるのと、なんだか似てる気がします。

内科当直体制

勤務体制がきついと日記に載せたら、そんな職場では働きたくないとコメントを頂きました。

言い訳、ではないですが、当院の当直体制について説明を追加したいと思います。

当院では内科系当直、外科系当直、ICU当直の3人当直体制となっています。

内科系当直については、内科医が交代で当直をし、年長者は回数を少なく、若手は多く・・など若手?につらい条件などがありましたが、若手内科医減少を食い止めるため

紆余曲折を経て、もうここは基本的に平等にやりましょう、ということになり
当直は平等に
若手?医師9名が夜勤を①〜⑨の形ではいり

日勤担当として4名が土曜の午後診、日曜の日直と祝日の当直を

祝日の日直を、大御所2名に担当していただいている形をとっています。

一番のポイントは、誰から見ても平等になるように番号でしていることと半年分を一気に出す事で、当直の交換がやりやすいような体制をとっております。

ただ、当直明けの午後に検査や、特殊治療、外来などがあたることもあり、なかなか休めてはいないのが現状で、楽です、とはいえませんが、

内科医の当直としては、考えられたものになっているのかなぁと思っています。

千里メディカルラリー

大阪 千里で行われた第12回千里メディカルラリーを救急科研修医と見学してきました。

飛行機に遅れ、地下鉄は止まり、ホテルについたときには食堂、売店はしまり、帰りは快速に乗り遅れ、いろいろ大変でしたが、とっても勉強になりました。
ちらし2
メディカルラリーとは医師、看護師、救急救命士がチームを組んで、模擬患者を限られた時間内で的確に治療できるかを全国からの救急医療チームが集まり、病院前救護を行う事を競い合う競技会のようなものです
設定
関西が中心でしたが、全国の救命センターから普段よりドクターカー、ドクターヘリなどで病院前医療をしている21チームが、質の高い救急医療を実践していました。なんとJICAチーム(海外からもチームを編成)出場していた事にはびっくりしました。
JICA
現場へ向かう途中に他の傷病者発生現場に居合わせたシナリオや、

多数傷病者対応が必要とされるシナリオ、

DMATを要請し、DMAT隊員とも協力しながらトリアージを行っていくシナリオ

そして、乳児の症例や、虐待も考慮しなければいけないシナリオなど

BLS, ACLS, JPTEC, JATECはもちろん、PALSやMIMMSなどさまざまな基本的知識を当然理解した上で、Case by Caseで救急医療を行っていく柔軟性もとわれるとても興味深いシナリオばかりでした。
小児症例
事前学習、Off the job trainingをしているつもりでしたが、ラリーに参加するチーム、病院と同様の医療行為が病院前でできるかと言われると

当院ではシミュレーションが不十分で、現場への医療介入をするためには救急部のレベルアップ、医師のスキルアップ、意識改革などがまず必要だろうと思われました。
ゴミ屋敷
しかし、屋内での急変事例への対応や屋外運動中に倒れた傷病者への対応を必要とするシナリオは通常の救急診療の延長線上にあるものと思われ、当院救急部スタッフでもメンバーを厳選すれば対応可能というか、できなければいけないものと思われ、この経験は今後の診療に生かしていけるものと思われました。
交通事故シナリオ
現場にでるということは、質を担保する必要があり、そのためには誰が現場に出ても高い医療レベルを提供できなければ不十分。

そして、急変の現場では、共通言語、共通認識がなければやっていけないという事も痛感。

相当の準備と覚悟、仲間がいないとプレホスピタルにでるなんて、軽々しく言ってはいけないと思いました。

千里の道も一歩から、ちょっとずつがんばっていくしかないですかね・・

離島からの搬送

沖縄県ドクターヘリで、離島の診療所から重症、島では診る事が困難な患者様を本島内の病院に搬送していただいています。

当院ERでは、このお迎えの時間を研修医教育、救外看護師の教育と位置づけ、指導医とともにOn the job Trainingとして活用しています。
ドクヘリおりてくる
当初は、ヘリ搬送のお迎えもびくびくし、準備不足も多々ありましたが、事前学習なども繰り返しだいぶ準備もスムーズに、安全に確実に病院に搬入するために何が必要か、病院へはどういった情報を事前に流すと良いかなど、だんだんと成長してきているのを実感しています。
ドクヘリ2
今までは救急医ひとりで、研修医とともに病院を不在にしてしまうと、内科、外科の救急当番の先生にご迷惑をおかけしていましたが、救急医が増えた事で、病院前医療へもより積極的に参加、協力できる体制が整いつつあります。

重症患者の搬送が増えていますが、

がんばれ、Heart Life ER!!

医学書購入

インターネットで何でも調べられる時代になりましたが、やっぱり一冊は定番の教科書を手元においておきたい

日本語でも高い医学書、英語になるとまず、読み切れないよね、

と悩んでいましたが、学会準備と台風のもやもやで、外に出られない事もあり、

最近がんばってるぞー、行けー、買ってしまえ??、と

悪魔の?天使の??ささやきに負け
AMAZON-japan
いつものAMAZON japanで注文しようと思いましたが、

待て待て、他の本屋さんだとどうなんだ・・と調べてみると
楽天
おおっ、38% OFF!

って書いてあるのに、むしろ高い・・・

おいおい、ほんとはいくらなんだ?

とAmazonの外国の方にアクセスすると

Amazon-海外
おいおい、148$ OFFっていったい、どうなってるんだ・・本なのに、でも英語で注文なんてと悩みましたが、外国からの送料を計算しても7,000円近く安いということがわかり、生まれて初めて、外国から輸入で本を注文してみました。
注文票
大きな買い物で心配なので、送料はちょっと上乗せですが、ちょっと速達?的な方法で注文してみました。

無事に届くといいなぁ・・

救急医の増員

10月1日より外傷治療の経験が豊富な銘苅先生が当院救急部に赴任されました。

琉球大学からも救急の研修に妹尾先生もやってきました。

何と救急部は初の4人体制です。
ER-doctor
当院初期研修医も日々成長し、頼りがいがでてきました。

今月末の救急医学会総会では研修医2人も発表予定です。

初期研修医の先生と二人でほそぼそとやっていた

朝のERカンファレンスもなんと7人も参加していました。

ちいちゃな変化かもしれませんが、ちょっとずつ確実に仲間が増えてきている、
New-ER
気がします。

まだ大きな事、目立つ事はできませんが、

安全と安心、信頼を提供できる救急部に一歩ずつ近づいている気がします。

頑張っていきましょうねー!!
ER

勤務医の疲労

「現在の勤務体制をみなおさないと、今いるスタッフがやめてしまいます」

「やめていったスタッフの分まで、残された人数でがんばるのは限界です」

「人がふえたら、楽になるからもうすこしがんばって欲しい!」
きらきらビーチ
「人が増えれば楽になる」のではなく。

「きついから人が来ないし、やめていく」んではないでしょうか?

まずは、今いる(残っている)職員をちゃんと評価してほしい

そして、今いる職員が長く働きたくなるよう、ちゃんと休める職場にしてほしい
From-Kurukuma
人を増やすため、新しく来る方へいい条件を提示する前に

今働いているスタッフのことをちゃんと考えてほしいです

病院は、ヒューマンエラーが直接命につながる職場です。

ちゃんと働き、ちゃんと評価され、ちゃんと休める、

そんなあたりまえの事があたりまえにできる職場に人は集まるんだと思います。

ビーチパーリー

沖縄の夏

といえば、ビーチパーリー!

今年もあちこちのビーチで、いろんな部署が行っていると思います。

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最近の若い人たちにはノンアルコールで、車で先に帰る方もけっこういますが、

職場を円滑にするためには、

アルコールの入った席で、酔った勢いで?

いろいろ言ってもらうといいと思うんですけどね??

(上司の皆さん説教はダメですよ、絶対。飲み会は楽しくなくっちゃ・・です。)

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ただ、時代に合わせて、職場のコミニュケーションは考えていかないとですかねー

でも、やっぱり沖縄の夏。

屋外で昼間からできるビーチパーリーは最高!!ですね!

第23回救急症例検討会

3ヶ月に一度行っている救急隊と病院との症例検討会、
今回はなんと100名を越える参加がありました。
そして、とってもうれしいことに
院内からも50名を越える参加がありました。

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「病院に運べばなんとかなる」ように
病院のスタッフも勉強しなければいけません。
病院側だけが頑張れば、助かる訳ではありません。

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病院前にも成長してもらわなくてはいけません。
「ちゃんと病院に運んできてもらう」ように
病院のスタッフから救急隊へも適切な情報提供や要望が必要です。
当然ではありますが、
プレホスピタル(病院前)とインホスピタル(病院内)は車の両輪です。

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お互いに切磋琢磨しながら、成長していく必要があります。
回を重ねる毎に、
病気のことだけではなく、マネージメントの事なども議題にのぼるようになり、
ディスカッションは、深まってきているような気はしています。

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言いたい事を言うではなく、
聞きたい事を説明する、そんな内容が必要です。
そして、
やりっぱなし、いいっぱなしにならないように、
アンケートで評価をいただき、きちんと反省。

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次は今回よりももっとよいものに
「来てよかった」
「でてよかった」
「勉強になった」
と思ってもらえる会にしていきたいと考えています。

これからもよろしくお願いしますね~。

当直あけの疲れは抜けない。

医師の勤務には「夜勤」ではなく、「当直」があります。夜勤であれば、朝が来れば帰れます。当直明けは、帰っていい事になっていますが、帰れません。

帰っていいって言ってるのに、

グループでサポートするよう上司には伝えてあるんだけど、なんで帰れないの?

と言われても、「外来」もありますし「検査」もあります。

「入院患者さんへの指示」や、「ご家族への説明」もあります。

フルタイムで働き、へろへろになりながら、中堅にはさらに、

厄介な事に大事な「会議」や「検討会」、「講演会」などが夕方以降に入っています。

いったいどのくらい頑張っているのか、はかってみました。

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そして、わかりました。

医師の一晩の当直はなんと「2kg」、

約3%の体重を使うみたいです。

優しい外来の看護師さんに

「疲れてますね、午後も頑張って」とサータアンダギーを2個もらったくらいじゃ、ちょっと早く帰って一晩寝たくらいじゃ復活できない訳です・・

でも、まぁ

一緒に働いてくれる研修医の先生もいるから、頑張れるんですかね〜〜

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