表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

チキンでキチンと、、、

形成外科的縫合は、scarless wound healingを追及する診療科であるため、繊細です。

針糸の選択、皮膚をつままずに縫合するいわゆるatraumatic techniqueが重要です。言うのは簡単ですが、やるのは難しく、この世界では「糸切り3年」とも言われます。上の先生の縫合する糸をカットするのをマスターするのに3年ということです。

正直、いろんな外科系の先生の縫合を見て残念に思うこともありますが、それは担当外科医にとってメインの治療ではなく、もっと大事な臓器の治療を扱っており、仕方がないと思います。

皮膚のことも愛護的に扱ってくれる外科医が増えるよう、今朝も形成外科的縫合についてチキンを使って練習してもらいました。

救急患者が来てなかなかみんなでというわけにはいきませんでしたが、そういう外科医が増えてくれることを期待しております。

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研修医 Iしかわ先生

県外大学出身のIしかわ先生

親戚もいない沖縄での初期研修

 

最初は非常に細く、大丈夫かね〜、

当直も救急もがんばれるかね〜と心配していましたが

 

研修医になって半年、ERにきて3ヶ月

 

「先生、手を切った患者さん来てます〜」

 

「あ、切断ですか?」

 

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と、だいぶたくましくなりました。

 

救急搬入のホットラインがなっても
「あ〜、・・ですかね!?」
「大丈夫です、私、みときます」

 

現場(診療所)からの救急搬送依頼があっても
「先生、診療所に(患者さん)迎えに行くけど・・」

 

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「行きます、(ついていって)いいですか」

 

 

 

「ドクヘリのお迎えに・・」

 

「行きます」

 

 

「CV刺すけど・・」

 

「(私に)させてもらっていいですか」

 

 

「この患者さん・・」

 

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「わたし、みせてもらっていいですか」

 

 

と、どんどんたくましくなっていきます。

 

研修医1年目も残り半年、
 

どんなふうに育っていくのか楽しみです。

 

 

いい仕事、してますね

出張から帰ってくると

机の上には仕事がたまっていることがよくありますが

今回は、

 

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毎週、医局の先生方が持ち回りで提示する

年に一度の大仕事

「ジャーナルクラブ」のお知らせが・・・

 

でも大丈夫

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形成外科の先生たちの真似をして

発売翌日に買ってしまった

ヘッドフォンを十二分に活用して3時間。

 

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日曜日の静かな医局でばっちり集中して

スライドがほぼ、できあがりました。

 

いい仕事、してますね!

と自分を?ヘッドフォンを? ほめてあげたい気分です。

 

なんでもできる、なんとかできる

救急医学会総会 2015に参加してきました。

 2年目のIとう先生の発表は見た目の安心感に加え
今年は裏打ちされた知識と経験がついたことで
質疑応答も非常に堂々としていてバッチリでした。 

 

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多発外傷の患者さんを救うためのDamage Control Surgery(DCS)も

経皮的な大動脈遮断バルーン(IABO)も、どこの施設も当然のように導入

救命のための緊急開腹、あたりまえでしょ 

と数年前には革新的だと思っていた治療法が至極当然のようにおこなわれている

この救急領域は、

 

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学会などに参加、勉強してしないと 

あっというまに時代遅れの治療をしてしまう、

助けられるはずの命をあきらめてしまう、
可能性がある非常に進歩の早い領域です。

  

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救急科専門医の未来ということでも話がいろいろありました。

 

たとえば循環器内科の専門医になるには、

あれをして、これができて、という道がありますが、

 

救急には関しては非常に幅が広い。

 

外傷外科を得意とする救急部や、災害医療に強い、離島僻地で力を発揮できる救急部、

集中治療まで一貫した救急部や、一次から三次までのすべての患者の初期診療を行うER型と言われる救急など、さまざまな形の救急部があります。

 

でもその先に(年をとった先に)何もない(開業もできないし)と思っていましたが、

救急クリニックとして開業されている先生のお話を聞くこともできました。

 

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「救急に残るとどんな医者になれるんですか?」とはよく聞かれる質問ですが、

 

今回学会に参加してちょっとわかってきたことは 救急ができる先生には専門がない、

 

ではなく、なんでもできる医者になれる、そんな魅力がある気がします。

  

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「どなたかお医者様いらっしゃいませんか?」

に応えられる(手を上げた)医者になった東京でがんばる先生とも会えました。

 

やっぱり、予想外の状況に戸惑いはしたそうですが、

柔軟に?なんとか? 対応できたそうです。

 

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「救急を続けるとどんな医者に?」

 

きっと困った人を目の前にした時に

 

たぶん

 

「なんとかできる」医者になれる気がします。

 

 

今いる場所、今あるもので柔軟に、臨機応変に対応できれば、

たとえ環境が変わっても何年たっても必要とされる医療者でいられる気がします。

 

 

 

「なんでもできる救急医」をめざして、

 

「なんとかできる救急医」になってもらうことが

 

当院救急部の後期研修の最初の目標かもしれません。

 

 

 

 

 

ラーメン? 沖縄そば?

内地に出張に行くとたのしみなのがラーメン。

 

替え玉を入れると1000円ちかくかかっても、

 

内地に来ないと食べられないと思って食べてしまいますが

 

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沖縄に帰ってくると

このボリュームで650円。

 

アイスティーも飲み放題。

 

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どっちもどっちだなぁ

 

m3.com

医療系のインターネットサイト

「m3.com」の一番上の項目に当院の先進医療認定が記載されていました。

 

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研修病院としても

二次救急病院としても

各科の専門領域でもそこそこの良い成績を収め

頑張っているのに

 

当院のことがなかなか県内にも伝わらないよね、

と思っていましたが

 

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奥島院長の頑張りが認められたことは

職員として非常にうれしく、誇らしくあります。

 

これからも

患者さんの負担を、苦しみを少しでも和らげられるような治療を

すすめていければと考えています。

 

もっと良い医療を提供できるよう、頑張りたいと思います。

 

学会シーズン

秋の学会シーズンです。

言いたいことを言って終わりの学会発表から

聞きたいことを見せる、魅せるプレゼンテーションに

最近の発表は変わってきています。

 

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どうやったら伝わるのか

伝え方についても、日々のコンサルテーションや

抄読会、症例検討会をとおして

救急部では勉強してもらっています。

 

出てよかった。

聞いてよかった、わかりやすかった

といってもらえるプレゼンテーション

(のための下準備)

 

大事ですよね!

 

第29回救急症例検討会

秋の救急症例検討会が行われました。

今回で29回目、次回は記念すべき30回になるそうです。

 

現在救急科研修中のIしかわ先生と

 

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先月まで救急科で研修をしていたWくがわ先生が症例提示

事前練習をしていたこともあり、堂々とした発表でした。

(動画がかたむいちゃった以外は・・)

いいプレゼンテーションでした。

 

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この症例検討会では

救急隊から、現場でどんなことができたでしょうか?

もっとよい搬送方法、搬送中の体位、搬送中に気をつけるポイント

などについて質問が出てきます。

 

研修医の先生が答えられる問題は、

症例提示の準備で勉強してきた研修医の先生が答えますが

どうしても・・の時は

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指導医がサポートさせて頂きます。

 

今回は、

血液内科のKりまた先生にも的確なアドバイスを頂きました。

 

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今後、外傷診療により力を入れていく方針の当院として

形成外科のHがしもり先生へは

救急隊から、実践的な質問もとんできます。

 

 

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もっとちゃんと助けられる救急部になるため

病院もがんばります。

そして

もっとちゃんと助けられる医療を行うためには

救急隊との連携、良好な関係が鍵になります。

 

これからも、よろしくおねがいしますね、

4消防のみなさん(東部、宜野湾、中北、島尻)

 

そして、モノ言う救急隊 Oながくん!

これからもお互いチェックしながら成長していきましょう!!

 

 

昼の顔、夜の顔、朝の顔

10月になりました。

琉球大学からたすき掛け研修であたらしい先生たちも増え

昼の救急部は学生さんたちとあわせ

急に賑やかになりました。

 

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でも、夜の当直は今のところはいままでどおり。

 

半年経ちだいぶ成長してきた研修医の先生たちと

間違いのない

ちゃんと助けられる救急診療を心がけています。

 

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日が変わり、朝日が見えても

救急診療はとまらない。

 

当直明けで帰るメンバーがいても

 

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質を落とすことがないよう

病院として、ちゃんと守れるようハートライフの救急部は頑張っています。

 

たすき掛けで研修に来た先生達も

困っている患者さんから見たらハートライフの先生です。

 

時間の流れも違うし、コンピューターも違う

いろいろ戸惑うことは多いと思いますが

しっかり勉強してもらわなければ

ハートライフの当直診療は・・・・ません。

 

地域に信頼してもらえる救急部であるため、

はやくお客様から、一緒に助けられる仲間になってくださいね〜!!

 

有料老人ホームの火災訓練

7月に開設されたばかりの、本院と作りがなんだか似ている

当法人所属の有料老人ホームの火災訓練を見学しに行ってきました。

 

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災害マニュアルについては

3年前に本院でも採用したアクションカード形式を採用。

 

はじめての職員でもまず何をすればよいかがわかるようになっていたのは

役割が明確になっていて有効と思われました。

 

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そして、この訓練のチェック、サポートには

本院で災害対策マニュアルの作成づくりに関わってくれた事務方のみなさんが協力していることで、質が確保されること

それと、Teaching is Learning

気付かされること、勉強させられることもおおく

本院での災害対応に反映していけそうな気もします。

 

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ただ、

はじめての訓練ということで

あきらかとなった問題もありました。

 

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災害対応の基本

C: Command and control

S:Safety

C:Communication

A:Assessment

T:Triage

T:Treatment

T:Transport

の順で、もう一度確認、改善をしていくと

もっとよくなる、安心できる 老人ホームになっていくものと信じています。

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