Sim-marathon 2013 at 仙台
救急集中治療のシミュレーション
Sim-marathon を受講するため杜の都 仙台にやってきました。
沖縄生まれ、沖縄育ちのS久川先生にとっては人生2回目の雪
「手も耳もすごく痛い」と顔を真っ赤にしていました。
一日を通して今回は10名の重症患者へ
初期対応、初期診断、初期治療で安定化をはかり、ICUへ搬送しました。
多発外傷や中毒はもちろん、初期の安定化をはかるため、救命のために体外循環(PCPS, VA-ECMO)を用いた蘇生(E-CPR)が必要な症例も数多く含まれ、
困難気道症例へは補助気道デバイスの使用や、緊急気道確保も行っていく
とても実用的で臨床に即したコースです。
知らなかったこと、わからないことは遠慮せずに、携帯、スマホなどを使用しながら情報を収集、対応を協議しながら診療を続けるというのも、数年前では考えられませんでしたが、今あるものを最大限利用しながら救命していくという、とても大事なことを教えていただけた気がします。
実臨床ではどうしても、手を出してしまう、口を出してしまいますが、シミュレーションでは彼らの実力、リーダーシップ、チームビルディング能力もしっかりみることができました。
2年目のS久川先生、1年目のS里先生の知識や技術、成長もよくわかりました。
昨年このコースを受講し、感じたことを一年間かけて研修医の先生へ指導をしてきましたが、その達成度、自分の指導が行き届いていない部分もよくわかりました。
知識や技術だけではない
医師として必要な能力を育てるため
またこれから、しっかりと研修医の先生と頑張っていきたいと思います。