島時間
土曜の午前中はいつもどおり仕事をし、お昼からちょっと離島へ行ってきました。
翌日の日曜日は当直だったので島にいられた時間はわずかでしたが、それでも
島を流れる時間は、ゆっくりとしていて、本当に大事なものやことが何か考えさせられる時間でした。
かわっていくものとかわらないもの、
ずっと前からかわらずに大事なものについて思い出させていただきました。
病院の中で働いていると、ついつい狭い世界でのもっとよいこと、を目指して何かを変えていきたい、と思ってしまいますが、
島に帰るとそれよりも根本の、本人や家族にとっての大事な時間をどう準備していくかということが、本当の意味での患者さんのために必要な医療なんじゃないかと考えさせられてしまいます。
まだまだ、未熟者の医療者ですが、
離島医療で経験したたくさんのことは今の自分の宝物、原点だということを再認識し、
たまには島に帰って充電する時間も大事だなぁと感じて帰ってきました。
「損か得か人間のものさし、ウソかまことか仏様のものさし」という言葉もあります。
目先の事に左右されず、自分の心に正直に医療をすすめていきたい。
そして、医者としての前に一人の人として、胸をはってちゃんと歩いていきたいと思います。
でも、島の紫外線は非常に強く
たった1時間の自転車で、1度熱傷でした・・。