ハワイー沖縄医学教育フェローシップ
医者にはなったが、教師(教育者)になったつもりはない
と市中病院の先生で思っている人は多いかもしれません。
でも、患者さんに病状や検査、治療の必要性について上手に伝える、
若い先生やスタッフに技術や知識、経験を伝えていくというのも医師の大事な仕事で、それが医学教育という事かもしれません。
なんとなーく、教えていた事や方法が、言葉にされ整理されていく。
そんな医学教育について勉強する機会を頂きました。
「ハワイー沖縄医学教育フェローシップ」
??沖縄では長く県立中部病院がハワイ大学医学部の協力で臨床研修を行ってきました。一方、琉球大学医学部では、一部の学生、教員、研究者が交流を持っていたのみでしたが、2008年よりハワイ大学医学部医学教育室のKasuya先生からClinical ReasoningやProblem Based Leaning(PBL)の指導に関するFaculty Development(FD)に関して協力をしていただくようになりました。Kasuya先生とお話をするうちに、短期的なFDのみではなく、少人数のフェローが継続的に学ぶ、また、交流することで教育者の質も量も増えるだろうとのアドバイスをいただきました。実際に、ハワイでは将来のリーダーとなるべき若手指導者たちが、Kasuya先生とSakai先生が行われている医学教育フェローシップで1年間勉強し、その修了生たちがハワイでの教育・指導の核となっているとのことでした。沖縄でこのような仕組みを作りたい、それも、琉球大学だけでなく、”オール沖縄”の体制で始めたいと思い、県立病院、群星の先生方に相談したところ、多く賛同を得られて、2012年からこのプロジェクトが始まることになりました。??
この2日間は最初の第一歩。
これから毎月土曜日にいろいろなレクチャーやカンファレンスなどが一年間続くようです。
まだだいぶ「もやっと」ですが、
去年受講した一期生の先生方の誇らしげな感じからすると来年には、
ちょっと教育に自信がもてるようになるのかもしれません。
苦手な英語でのレクチャーが多いですが、与えられたチャンスと考えて、一年かけて英語がちょっとでも話できるようになりたいと頑張りたいと思います。